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今を楽しむために、過去と未来とどう向き合うか?

私は人生を充実して楽しく過ごすために生活しています。多くの人がそう願っていることでしょう。そのとき、人生の楽しみ方に2つのタイプがあると考えてみました。

極端に2つのタイプに分けるとすると、「過去の経験中心で楽しく過ごせる人」と「未来の経験していないものを求めて楽しむ人」に分かれると考えてみます。



過去型と未来型の定義

私は現在早期退職してセカンドライフを歩んでいます。多くの定年前後の友人たちと話していると、過去の経験を話して、それを楽しく話すことによって自分の充実を得ている人によく出会います。一方、常に何か新しいことを求めて知らない自分の経験を獲得しようとする人にも出会います。

言葉の定義として、「過去の経験中心で楽しく過ごせる人」を過去型、「未来の経験していないものを求めて楽しむ人」を未来型と定義として考えてみます。

図表に表すと下記のような円グラフになります。

「過去の経験中心で楽しく過ごせる人」を過去型
「未来の経験していないものを求めて楽しむ人」を未来型


人生をより楽しく過ごすためには、自分が過去型か未来型かを知ることが役立ちます。これらのタイプには、それぞれ異なる特徴があり、その違いを理解することで、より充実した毎日を送るためのヒントが得られるでしょう。

過去型の特徴

過去型の人の特徴は、経験を語るのが好きな人です。思い出を大切にし、それを何度も振り返る傾向があります。過去型は、自分の経験や過去の出来事に強く影響を受けることが多く、人生の中で得た教訓や成功体験、時には失敗から学んだことを話題にします。

これにより、記憶力が優れていることが多く、細かいディテールまで覚えていることが少なくありません。

ただし、過去に執着しすぎると、新しい挑戦や機会を見逃してしまうこともあります。過去の栄光や失敗にとらわれると、前進するための行動力が低下し、現在や未来に向かって進む力が弱まる可能性があります​。

未来型の特徴

一方で、未来を語るのが好きな人は、常に新しいことに目を向け、目標を設定し、それに向かって行動することを重視します。未来型は、夢やビジョンを持ち、その達成に向けて努力することが生きがいと感じています。

こうした人たちは、計画を立て、それを実行する力に優れており、目標達成に向けた行動力が高いのが特徴です​。

未来型は、過去にとらわれることなく、現在の自分が未来を形作ると考えます。過去の失敗は単なる経験として捉え、それを未来に活かす姿勢を持っています。そのため、彼らの言動は前向きで建設的であり、周囲の人々に良い影響を与えることが多いです。

反面、夢を描きすぎてリスクを負っていることを併せ持つことも認識しておく必要があります。

話し手過去型→聞き役未来型

過去型から未来型に話しかけると、未来型はある程度話を聞いたところで、「それで次に何をするの?」と質問を過去型に投げかけてしまいます。過去型は思い出話が好きなので、次のアクションを考えているわけではないので話が弾まなくなります。

話し手過去型→聞き役過去型

過去型から過去型へ話しかけると、話が弾みます。過去の経験を共有することが話しても好きで、聞き役も好きだからです。もっと話したい、もっと聞きたいが合致しているからでしょう。結論の出ない会話でも、長い時間立ち話ができるのも大きな特徴です。

話し手未来型→聞き役未来型

未来型から未来型へ話しかけることも話が弾みます。とても建設的にクリエイトされたアイディアがよく出てきます。発想に対して称賛する傾向があります。アイディアをプランニングすることが両者が好きで、即実行に移ることもあります。

話し手未来型→聞き役過去型

未来型から過去型に向かって喋ると、過去型の人にはどうしても経験のないことに対する拒絶反応が強く出て話を否定しがちになります。当然話は進展せず、行動を促される事はありません。

夫婦の場合、男性に多い未来型、女性に多い過去型がこのパターンです。よくできた女性であれば、男性の機嫌を損ねないように、聞いたふりをするテクニックを持ち合わせることが夫婦生活円満の必須条件となります。我が家はこれです(笑)

行動力と目標達成の違い

過去型は、過去の経験をもとに慎重に行動する傾向があります。これはリスク回避に時に役立ちますが、新しい挑戦に対しては躊躇することが多くなります。

反対に、未来型は、新しいことに果敢に挑戦し、失敗を恐れない行動力を持っていいてスピード感があります。この違いが、目標達成においても大きな差を生むことがあります。

未来型は、明確な目標を設定し、その達成に向けて計画的に行動します。未来型は、現在の行動が未来を作ると信じているため、日々の生活においても目的意識が高く、自己成長を続けることができます。

一方、過去型は、過去の成功体験に依存しがちで、新しい目標を設定することが難しい場合があります。

リスクの観点からは、慎重に行動する過去型は安全思考で物事を進めるため大きなミスが少ない傾向にはあります。未来型は準備不足のまま行動することもあり、失敗リスクと常に隣り合わせです。

まこさんnoteでは過去の記事で何回も行動力のことを書いています。

「やればいいじゃん」

この発言は、未来型が過去型の人に投げかける言葉の特徴です。未来型の人は、人から言われるより先に行動しているので、この言葉を言われることは少ないのです。この言葉を発言する人が未来型で、言われる人が過去型かもしれません。

私は未来を語るのが好きなタイプなようで、常に新しい何かを求めています。同じ場所にとどまらず、いろんな場所に出向いたり、いろんな人に出会ったり、知らない情報を追い求めることが心地よく感じます。

一方、過去を語るのが好きな人は、その逆なのかもしれません。行動力に関して変化したい過去型の人は、未来型の行動を少しでも取り入れることで、新しい人生のヒントになるかもしれませんよ。

人生を楽しむために

どちらのタイプであっても、自分自身を理解し、バランスを取ることが大切。過去を振り返ることは、自己理解や他者とのつながりを深めるのに役立ちますが、未来に目を向けることで、成長や新しい可能性を追求することができます。

過去の経験を活かしつつ、未来に向けてポジティブに行動することで、人生をより楽しく、充実したものにすることができるでしょう。

私は元来未来型なので、過去型の要素も取り入れようと努力しています。新しい何かを常に求めるよりも、過去の楽しい経験を復唱することで、人生の彩りを保て、過去の記憶がどんどんと鮮やかに頭の中を占めていく。それで楽しい人生を送ることができるんだと考えられます。

先日、セブ島に友人たちと旅行時に撮影したスライドショーを見返したりすることも、過去を楽しむ方法だと実践してみました。

自分がどのタイプに属しているかを見極め、それに応じた行動を取ることで、より豊かな人生を送るためのヒントが得られるはずです。

◇   ◇   ◇

ここまで考えてきて、あれっ、現在型は?って疑問が湧きました。

過去でも未来でもなく、「現在を一生懸命楽しもうよ!」と今の私のセカンドライフのポリシーが浮かびました。


人生を楽しむためには、バランスが必要だから、図にするとこんな感じかな。

描き始めたときは、極端に、人生の楽しみ方に2つのタイプがありますと書き始めたのですが、結局は現在型がベストというオチに至りました(笑)


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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com