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利己から利他への変化
数年前、私は新人トレーニングの担当者でした。
・一般常識、社会人マナー、話し方
・プロダクト知識習得と話法研修
・ビジネススキル などなど
多岐にわたる数ヶ月の研修です。
数年前のまこさんチルドレン3人のうち2人が転職する連絡を受けて、焼肉を食べに行きました。
今日はその会話の中から気づいたことを記します。
◇ ◇ ◇
私は、会社員時代は、自己啓発、自己スキルアップを中心に勤めていました。実際努力をして、多くの知識、スキルを習得することができました。
利己主義と利他主義のバランスなら、利己が多めのビジネスパーソンでした。
チルドレンとの食事会の話題の前に、利己と利他について書きます。
利己と利他
利己主義と利他主義は、ビジネスの世界において重要な概念です。
利己主義は、自分の利益や成功を追求することを重視する態度や行動のこと。利己主義的なビジネスパーソンは、自己中心的であり、自分自身の目標や利益を最優先に考えたります。
例えば、自分の評価や報酬を最大化するために同僚に対して競争心を持つことがあります。
◇
一方、利他主義は、他人の利益や幸福を追求することを重視する態度や行動のこととです。利他主義的なビジネスパーソンは、チームや組織全体の利益や目標を考え、他の人々と協力し、サポートすることを重要視します。
例えば、他の人の意見やニーズに耳を傾け、共同で問題を解決するために協力することがあります。
◇
ビジネスの世界では、利己主義と利他主義は両方とも一定のバランスが必要。純粋な利己主義だけでは、他の人々との信頼関係や良好な人間関係を築くことが難しくなります。
一方、純粋な利他主義だけでは、自己成長や個人の目標達成が犠牲になる可能性があります。
成功するビジネスパーソンは、自分自身の利益を追求しながら、他の人々との協力や相互利益を考えることができるスキルを持っています。ビジネスの場では、自己成長や目標達成のために努力する一方で、他の人々の意見やニーズを尊重し、協力することが大切。
例えば、プロジェクトのリーダーとして自分の利益のみを追求するのではなく、チームメンバーのスキルを活かし、彼らの成長や成功にも貢献することが必須です。同僚や部下の困難に対して支援の手を差し伸べることも、利他主義的な態度の一例でしょう。
ビジネスの世界では、利己主義と利他主義をバランス良く組み合わせることがとても重要。自己成長や個人の目標を追求しながら、他の人々との協力や相互利益を考えることで、成功を収めることができるでしょう。
食事会での気づき
チルドレンから、当時のトレーナーである私に、感謝の言葉をたくさんいただきました。嬉しいものですね。
まこさんは、仕事に対してとても厳しく、とても怖い人と現場営業マンからは思われていました。そんな人がトレーナーなのだから、さぞかし、厳しいトレーニングが繰り広げられていると社内では思われていました。
現場の先輩から「まこさんは厳しかったでしょ」と言われても、チルドレンたちの印象は、とても優しく、楽しい時間であった答えています。
◇
利己と利他のバランスだと、利他の比率が増えてきた頃です。自分のスキルアップに対する喜びよりも、他者、ここでは新人社員に対するスキルアップの提供に喜びを感じていたと振り返ります。
現在、ソーシャルインベスターとしての活動をしていますが、マインドチェンジは、この頃から利己から利他への変化があったと考えられます。
自分中心から他者中心のマインドチェンジ。2014年48歳の時に、セブ島でボランティア経験した時が、そのマインドチェンジの始まりだったのでしょうね。
ビジネスパーソンとして、若い頃は、成果を上げるために、利己と利他のバランスをスキルとして使いこなしていました。そうではなくて、利他が自然とできるようなマインドが醸成できた頃だったのでしょう。
◇
チルドレンの当時の楽しい思い出話は、私も同じように楽しんでいたことが、昨日のように思い出されました。
新人たちの成長を目の前で見ることができる喜びを、数年にわたって一緒に歩むことができたことに感謝いたします。
それぞれが、自分の意思で、自分の将来を考えて、自分の歩む道を判断していることが、とても頼もしく、誇らしい気持ちになれた夜でした。
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