仮想通貨をしなかった理由
人間の欲っていうのは際限がないように、儲け話も、皆さん大好きな話題ですよね。
私もそうです。
なるべく楽して簡単に儲けたいと願う人が多いのでしょう。狙ってくる詐欺師も多いのはなんとなくよくわかります。
株式投資は儲かる事はわかるけど、怖いので踏み出せない人が多いです。何故かそんな人に限って、仮想通貨は儲かりそうだからやってみたいと相談を受けることがあります。
何言ってんだこいつ?
ていうのが、私の正直な感想です。
冷たくあしらって、早めに会話を切り上げます。
個人的には、ブロックチェーンの将来性、仮想通貨の未来に対しては、大きな期待を寄せています。安全性と安定感、そして一般の人への認知度が高まることによって、仮想通貨は大きな市場を得るのだと考えています。
◇ ◇ ◇
まこさんはどうして仮想通貨をしないんですか?
回答は総合課税だから。
株式投資を頑張る理由は分離課税だから。
税金面から考えると、これが私の回答です。課税方式が違うことがそれほど重要なのかは、個人の収入によって違うでしょう。給与の課税所得に応じて、所得税は累進課税として増えていきます。総合課税とは累進課税です。
分離課税とは、給与所得の課税とは分けて納税するので、分離課税といいます。株式投資利益の課税は20.315%。
会社員だったときの累進課税は分離課税と比べて多かったのです。手取りとして残る金額を多くしたいので、意識は株式投資を中心とした分離課税でお金を得たいと思っていました。
所得税と住民税は、国民の義務として払わなければいけません。具体的な金額で説明します。
株式投資で得られた利益が1,000,000円
仮想通貨で得られた利益が1,000,000円
同じ1,000,000円でも、株式投資の分離課税で収める税金は20%で200,000円なので手元に800,000円が残ります。
一方、仮想通貨では総合課税なので50%課税されるので、手元には500,000しか残りません。
これを大きいと取るか、小さいと取るか人それぞれだと思います。
そもそも、仮想通貨は、博打性がありボラティリティーが大きいので、私は苦手な領域です。
それに加えて、総合課税で大きな税率がかけられるので、全くやろうと思いませんでした。
◇ ◇ ◇
しかし、今年からは退職して給与収入がゼロになったので、仮想通貨も投資の対象として考えてもいいかなと思い始めました。
結論、今は仮想通貨はしない事にしました。私は不動産投資もしていないのですが、この2つに共通する事は思い入れが入らないからです。
儲け話に思い入れが必要なのかと疑問が浮かびそうですね。私は思い入れがないと行動が鈍るので、1つの要素として捉えています。
知識も不十分であると言う背景もあります。知識は動き出しながら経験値として身に付く物なので、知識や経験が少ないことが大きな要素とは捉えていません。
投資をすると言う対象で、金儲けをしたいと考えるよりは、そのプロセス自体を楽しんだり、会社の成長を一緒に期待することが株式投資の喜びなんです。将来に期待したいと思い入れですね。
ソーシャルインベスターとしての活動としても、その行動パターンがマッチしています。
マネーゲームとして楽しむ時とインベスターとしての立ち位置として振る舞う時を分けて考えれば大した問題では無いのかもしれません。
あくまでもソーシャルインベスターとしての考えをここに書き記しました。
フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com