灰都とおり 既存小説作品リスト


たつき監督のアニメ「けものフレンズ」に衝撃を受けて書き始めました。
原稿用紙六枚で最強を決める文芸イベント「ブンゲイファイトクラブ」(BFC)で書く面白さを知りました。


■2024年
1月/「文学少女生成デスゲーム」(約2万5,000字)★読む!
 非存在のあわいから生成される現象「文学少女」の盛衰を描く擬史SF。(anon press掲載)

1月/「石と、永遠に似た夏」(約9,900字)
 夏の一瞬と地質学的タイムスケールを生きる鉱物生命が交錯する幻想SF。(Kaguya Planet公募「気候危機SF」応募作)

3月/「絶対思想破壊ミーム小夜渦ちゃん」(約8,200字)★読む!
 ゼロ年代文化と回想するイマジナリー望郷エッセイ。(『故郷喪失アンソロジー 沈んだ名』掲載)

4月/「The Undead Enlightenment」(約8,000字)
 古代中央アジアのナガラハーラ国で語られる奇怪な「仏」の幻想譚。(第2回幻想と怪奇ショートショート・コンテスト応募作)

5月/「霊馬」(約1,000字)★読む!
 中央アジアの草原を馬とともに駆ける幻想ロマン。(CALL magazine掲載)

9月/「西域神怪録異聞」(約18,000字)★読む!
 西域を旅する三蔵法師の幻想小説風メタフィクショナル言語SF。(中央公論新社『日中競作唐代SFアンソロジー 長安ラッパー李白』掲載)

10月/「迷宮妄想のアーキテクチャ」(約11,000字)★読む!
 地下迷宮を幻視する妄想患者たちの思想体系。(anon press掲載/第2回カモガワ奇想短編グランプリ最終候補作を改稿)

10月/「神なるけもの」(約2,400字)★読む!
 世界への呪詛と祈りの人類史救済SF。(BFC6用の掌編)

11月/「スターシーカー」(約10,000字)★読む!
 七世紀中央アジアで古代天文学の〈技巧〉と遊牧騎馬民族の神話世界が星々を幻視する歴史SF。(Kaguya Planet公募「プラネタリウムSF」応募作)

11月/「異躰の造形」(約2,400字)
 ある人形作家へのインタビューを通じて「傷痕」をあばく、殺伐百合。(BFC6用の掌編)


■2023年

1月/「群体生成型仮想アイドル」(約2万8,000字)
 複数人の意識を融合した「群体」のいる日常を描く青春ホラーSF。(第14回 創元SF短編賞応募作)

8月/「終焉を終わらせるもの」(約2万4,000字)
 死までの安らぎを提供する「終末移住政策」の町を描くSF。(anon press投稿作)

8月/「生成される戦場であたしたちが回想すること」(約4,000字)★読む!
 身体化された盤上ゲーム上に生成される青春SF。(第三回かぐやSFコンテスト「未来のスポーツ」選外佳作)

9月/「生態系に悪い影響を与えることがあります」(約7,900字)★読む!
 庭に生えた憧れの「先輩」を殖やして世界を埋め尽くす幻想怪奇譚。(第1回カモガワ奇想短編グランプリ最終候補作)

10月/「聖霊言語モデュレータ」(約2,300字)★読む!
 天使のようだった彼女と、電子合成音による世界再生の物語。(BFC5用の掌編)

11月/「羽化」(約2,300字⇒のち約3,100字に改稿)★読む!
 学生時代に見た天使の記憶とともに自己を脱ぎ捨てる幻想怪奇譚。(BFC5用の掌編)



■2022年

8月/「大地と焔のうちに王城あり、公主風とともにこれを書す」(約1万8,000字)
 古代シルクロード高昌国の姫の語る言語SF。(Kaguya Planet公募「果樹園の出てくるSF掌編小説」応募作)⇒のちに「西遊神怪録異聞」(2022)として連作化

9月/「エリュシオン帰郷譚」(約7,400字)★読む!
 海を目指す少女ふたりと中世日本の補陀落渡海が重なり合う幻想譚。(『Rikka Zine Vol.1 Shipping』掲載)

10月/「あなたたちの失くしたささやきについて」(約2,400字)
 追憶のなかの彼女を振り返るポストヒューマン百合SF。(BFC4用の掌編)

11月/「どこへも行かないぼくたちは、時間の外を走り続ける」(約2,300字)★読む!
 オトナになることを拒み幽霊になった少年たちの日常。(BFC4用の掌編)⇒非公式イベント「BFC4幻の二回戦作」優勝

11月/「西方より旅風は届き、言の葉より自由は聞こえる」(約2,300字)
 のちの三蔵法師である玄奘の旅立ちを描くメタ歴史SF。(BFC4用の掌編)⇒のちに「西遊神怪録異聞」(2022)として連作化

12月/「西遊神怪録異聞」(約1万1,000字)★読む!
 玄奘の旅した古代シルクロードを描くメタフィクション言語SF。(anon press掲載)⇒のちに加筆修正し「西域神怪録異聞」に


■2021年

5月/『永劫よりの声を聴け。ぼくらは救いを創造する。』(約1万8,000字)★読む!
 宗教系VTuberがネットに残した「機械の神」への信仰告白。(『異常論文』応募作)

7月/「結晶世界と竜の姫」(約3,900字)
 何処へも行けなかった中学生の記憶と超未来の抗争が重なる幻想SF。(第二回かぐやSFコンテスト「未来の色彩」応募作)

10月/「侵襲型ワールド・オプティマイザ」(約2,400字)
 世界を最適化する脳神経デバイスの流行を描くポストヒューマンSF。(BFC3用の掌編)

10月/「世界たちと世界の終わり」(約2,300字)
 崩壊しつつある古いVRワールドを描くノスタルジックSF。(BFC3用の掌編)

10月/「身体感傷改変連盟」(約2,300字)
 身体パラメータ改変に打ち込む未来の学園青春SF。(BFC3用の掌編)

11月/「メルクリウスの鏡」(約2,300字)
 故国を捨てた仏画師の古代シルクロード幻想譚。(BFC3用の掌編)⇒のちに「西遊神怪録異聞」(2022)として連作化

11月/「遷移レポート:incident039_1357」(約2,300字)
 九龍城とThe Backroomsをモチーフにした怪異報告レポート。(BFC3用の掌編)



■2020年

10月/「方舟は、エリュシオンの夢」(約2,300字)
 補陀落渡海の記憶と聖闘士星矢の同人誌を接続した幻想小説。(BEC2用の掌編)⇒構想をもとに「エリュシオン帰郷譚」(2022)を執筆

11月/「いかにして私達は自己とゴーストを区別しようと努め、そしてその幻想から解放されるのか」(約2,300字)
 非存在キャラクターを探すフリーライターの記憶。(BFC2用の掌編)⇒大幅に加筆修正し「絶対思想破壊ミーム小夜渦ちゃん」(2024)に

11月/「魔狐少女ダキニちゃんの帰還」(約2,300字)
 狐憑きになった幼馴染みの少女をめぐる幻想青春譚。(BFC2用の掌編)

8月~12月/「禍砂音ミトリの第四領域」(約5万3,000字)★読む!
 カルトゲームが現実を侵食するセオリーフィクションにして百合SF。



―――以下、物心つくまえに書かれた小説―――




■2018年

2017年10月~2018年5月/「終焉のアタラクシア ―キミを救うために来たんだよ―」(約13万4,000字)
 中二魂を救済するSFファンタジー・ライトノベル。


■2017年

5月~7月/「[けものフレンズ学園編] さよなら、ジャパリ学園」(約10万3,000字)
 アニメ「けものフレンズ」二次創作。ポストアポカリプス学園群像劇メタSF。灰都が初めて書いた小説。

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