生きる意味とはなんだ 寝起き一杯のコーヒーくらいのもんか
生きる意味とはなんだ 寝起き一杯のコーヒーくらいのもんか それとも酔いどれの千夜一夜 ていうか二日酔いで もう吐きそうだ。
題名および冒頭の詩は 『吐きそうだ』というamazarashiの曲の歌詞です。
生きる意味とはなんだ。
生きる意味とは…。
そんなものはない。
趣味に娯楽に仕事にセクシャリティ、社会に飽和したこの世界、この日本では生きる意味なんて偶然見つかるものではない。
自分で見つけるものだから。当たり前のことを言っていますが、自分で見つけるものなんです。それって。
辛い時に、逃げ出したい時に、なんも楽しくない時に、こんな話されても
「だから?今辛いのは変わらないじゃん。どうせ死ぬなら生きてる意味ないじゃん。」
って言われると思う。というか言われた。
向かう方向が死なのは確かに間違いない。死後の世界があるとかないとかは脇に置いておく。
ただ、思い出して欲しい。自分の好きだったこと、好きだった人たち、思い出。もっと小さなものでもいい。好きなもの、好きな食べ物。好きな時間。
「見つからない。そんなのなかった。」
というのなら、思い出して欲しい。笑いあった人、笑いあった思い出、笑いあった時間。
それらを必ず君は体験しているはずだ。そしてその喜び嬉しさは再び君の元へ訪れる。今は気づけないだけ。周りにある小さなそのような幸せが、喜びが。
その幸せが君を満足させるかどうかはわからない。君が欲しているものかどうかはわからない。ただ、周りにいる人たちはそういった細々としたものを拾い集めて今日を明日につないでいる。家族のために、夢のために、来週のアニメの為に。各々が生きる意味を探し見つけて生きている。
もし、したいことがあるならば、それを体験してからまた考えて欲しい。
〇〇と仲直りしたい。〇〇に告白したい。〇〇して見たい、食べてみたい。
〇〇を伝えたい。
そのいくつものある“したい”をこなしてから、再考しても遅くはないのではないか?
死ぬと全てが終わる。全てが終わるっていうことは、体験してきた喜びを、楽しさを、悲しさを、全て放棄することになる。その前に、そのまだ残っている感情に、可能性に、一縷の希望に、目を向けて欲しい。