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ZENKAIは、ご縁で彩られた私のお守り。あの時も、今も、そしてこれからも。【4期生-ひかり】

私はZENKAIに参加して、言葉の持つ力に何度も救われた。
誰かから受け取った言葉も、昔の自分が書き残した言葉も、どれもいつも私に元気をくれた。

だから今、ZENKAIに参加した3か月のことを、誰かからの借り物ではない私の言葉で残しておきたい。
お世話になったあなたにはもちろん、今ここで出会ってくれたあなたにも届けたい、あの3か月のお話。
誰かを元気づけるとまではいかなくとも、これを読むだけでちょっと心があったかくなるような、そんな感覚をおすそ分けできますように。

【普通になりたかった】

私は2007年生まれの高校2年生。17年前、芸術関係の仕事をする両親のもとに生まれた。

朝、目覚めると必ずラジオからモーツァルトが流れていたり、小学生になるまでは家にテレビがなかったり、挙げ出したらキリがないようなちょっと不思議な家庭で育った。

テレビもなかった幼い頃の趣味は、せみの抜け殻集めと木登り。
「変わった女の子だね」と言われることも、度々あった。

保育園や小学校に通うようになると、周りとのギャップに苦しんだ。

ふつうになりたい。そう願った幼少期。人と違うことが、何よりも嫌だった。

流行りのお笑いもプリキュアも見たことがなかったから、ぜーーんぶ周りの友達から教えてもらって覚えた。我ながら、ちょっと無理をして頑張ってた。

「やっと、ふつうになれた。」

普通に、なれたはずなのに

長い長い小学校生活を終えて中学校に入学したら、そこには”超”がつくほど明るくて個性的な人たちが集まっていた。それぞれが長所を活かしているから、きらっきらしてて、かっこよくて、可愛くて。今でも自慢の仲間たち。

その人たちと一緒にいたら、いつの間にかふつうが嫌になっていた。

「ひかりはひかりのままでいいんだよ」って伝えてくれる人たちだったけどやっぱりみんなが羨ましくて、「自分には何にもないな」っていう感覚があった。

私の長所って何だろう。私にしかないものってなんだろう。

そんなもやもやをひっそりと抱えたまま、高校生になった私は、Instagramのリール動画でproject:ZENKAIと出会った。

鳥肌が立った。

うまく理屈では説明できないけれど、今の私に必要なのはこれだ!!っていう自信と直感で参加を決めた。即応募フォームを書いて、勢いで送信。ちなみに家族には事後報告(笑)。

当選のメールが来たときは、とにかく嬉しくて心臓が飛び跳ねた。

【この強がりこそが私の一番の弱さ】

楽しすぎる、、!これが初日の感想。

初対面の人たちだし、自分ひとりの課外活動は初めてだし、初回はガッチガチに緊張しながら始まりを迎えた。

でも、いざzoomに入ってみたら、みんな優しくて温かかった。
その緊張はすぐに安心に変わった。

初対面の、しかも画面の中の私に、ZENKAIの人たちは「ひかりやっほー!!」って明るく声をかけてくれた。

そんな愛のこもった馴れ馴れしさが、私にとっては心地よかった。

プログラムの1か月目は、弱さと向き合うワークをした。これが最初にして最大の難題。

私のもともとの性格として強がりがある。強がりなの。本当に。
幾度となく私を苦しめてきたこの性格が、今回も弱さと向き合うことを邪魔してきた。

グループで「自分の弱さ」について考えたときも、本当は弱さがある気がするのに「弱さって捉え方でいくらでも良い方向に変換できるから私はそんなに見つからないかも!!」とか言おうとしてた(笑)

でも一度立ち止まって考えてみたら、それは私の本心ではないことに気が付いた。

この強がりこそが私の一番の弱さなのかもしれない。そう思った。

そうして自分の弱さを認めた先には、その後のプログラムで、本当の姿を少しだけ見つけられた自分がいた。

【メモ魔が爆誕】

2か月目、メンター塾が始まった。私のグループはあさのさん塾。

※メンター塾とは?
それぞれの分野で楽しく仕事をする社会人ゲストの方々をメンター(師匠)として、ワクワクする人生の歩み方をみんなで探していくグループワーク。
普段は話しにくいことから、本気の人生相談まで、かっこよく生きている大人になんでも質問ができる場でもあります。

あさのさんは対話から香水を作る調香師のお仕事をしている、とにかくあったかくてまるい雰囲気が印象的な方。それだけじゃなくてあさのさんの紡ぐ言葉ひとつひとつも、とんでもない優しさとあったかさに満ち溢れていた。

毎回、これは残しておきたい!!と思う言葉にたくさん出会ってしまうから、この時ばかりは私の欲張りが炸裂してメモ魔が爆誕!

この頃の私のノートは、今見ても潤っているなと思う。というかあさのさんが私たちに与えてくれた言葉が大好きすぎて、今でもたまに見返してはにやにやしている。ううん、それだけじゃなくて、救われてさえいる。

本当はこの言葉たちをひとり占めしたいけど、ちょっとだけみんなにシェアしたい。

(もっと知りたい人がいたら私に聞きに来てね。いつでもマシンガントークできる準備は整ってます!笑)

「壁にぶつかるってことは、壁に出会うところまで歩いてきたってこと」

あさのさんが他のグループメンバーに贈っていた言葉だけど、今もずっと私の心に残ってる!
当時の私にとっての壁とは「自分を成長させてくれるもの」だった。でも、先が見えないことのために自分を奮い立たせるのには限界がある気がして、頑張ることにちょっとだけ怖さを感じてた。

そんな時にこの言葉に出会ったから、素直に「あ、確かにそうだ」って思えたし、この言葉をお守りにしている今は、何か苦しいことがあったときにも自分を赦してあげられるんだ。

そして、言葉よりもさらに、私の心に残ったことがある。
それは、あさのさんが毎回対話を通して、私たちに惜しみない愛を伝えてくれたこと。

実際に会ったこともない私に、どうしてそこまであったかい言葉をくれるんだろう。いつもそう思っていたし、今でも疑問に思う。

いつかまたお会いする機会があったら、絶対に聞いてみたい。

私はこの2か月目で、対話と言葉が大好きになった。明確なきっかけは思い出せないけど、じわじわ、じわじわと。あさのさんのおかげなのは言うまでもない。

【私のお守り】

あっという間にやってきた3か月目はバディー制度。

※バディ制度とは?
1人じゃ難しいことも、みんなとならできる。それぞれ大学生や大人とバディを組んで、ZENKAI参加者の挑戦を全力で支えていく制度。

私のバディーはももちゃん。ゼンカイが始まった1月から私のことを見守ってくれたホームグループのTA。

このときの私は、いろんなワークやメンター塾を通して本当の自分の姿がうっすらと見えてきた頃だったから、「ありのままの自分でいられる場所を増やす」っていう宣言をした。

そのためにも、3月はとにかくたくさんの人と1on1で対話をしよう、と決めた。

今も覚えているけど、3月は学年末で学校がとにかく忙しくて思うように1on1ができないときもあった。そんな時にTAのももちゃんに相談してみたら、「じゃあ出来る範囲で、ひかりはひかりのペースでやってみたら?」という言葉が返ってきた。

私はこの一言のおかげでだいぶ心が軽くなったし、救われた気がする。
ずっと肩に力が入って、自分を苦しめてた。言われてみれば確かにそう。あ、そっか、って納得した。

いつもこうやってじわじわと背中を押してくれるのがももちゃん。おかげでやる気は爆上がり。

全体会でも、「私、TAや運営の皆さん全員とバディーって言えるくらいたくさん話したいんです!!」って宣言した。さすが欲張り。

でもこれを言ってみたら思ってたより多くの人が「バディーなろ!1on1しよ!」と声をかけてくれた。

もうわたしそれが超嬉しくなっちゃって、翌週には、声をかけてくれた全員と1on1をした。

ここで生まれた繋がりは、今の私のお守りになってると言っても過言じゃないと思う。何かあったら、いや、何もなくても話に行きたくなっちゃうのがZENKAIの人たち。

みんなが本当の私と向き合ってくれて、受け止めてくれたからこその安心感ががある。



【ZENKAIを見つけたあなたへ】

今でこそ宝物になっている「人との繋がり」だけど、
私がゼンカイに応募する前はこんな幸せな繋がりをもらえるなんて知らなかったし、全く想像もしていなかった。

だから半年前の自分へタイムスリップして言ってあげたい。

「もうちょっとで、一生大切にしたいと思うお守りができるぞー!!」って。

ちょっとでも心が動いたのなら、その時があなたのタイミング。
飛び込んでみて。あなたなら、ZENKAIなら、きっと大丈夫。

私は今、心の底から飛び込んでみてよかったと思ってます。

言葉と繋がりという心強いお守りを、両手いっぱいに抱えさせてもらっている今なら、私は何にでもなれる気がするんだ。

project:ZENKAIは、ご縁で彩られた私のお守り。
あの時も、今も、そしてこれからも。

出会ってくれてありがとう!!

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