［ドラマCD］ピエールと魔法の杖［ここから］

2020年11月17日 10:43

「この小説おもしろいのよ。」

そんなマネージャーの一言から始まった。
普段、滅多に小説なんて読まない僕だが、マネージャーが、
この小説おもしろいから。サッと読めて、読み返したくなるから。
と言われ、読んだのが、この【ピエールと魔法の杖】だった。
読み終わっての感想としては、
たしかにおもしろくて、読み返したくなる作品だった。

人に勧めたくなる。
なんと言って人に勧めようか。

【騙されたと思って読んでみて！騙されるから！】

この言葉が一番似合う作品だ。

「この作品で何かできないかしらね？」
「例えば？ドラマCDとか？」
「舞台化もできると思うのよ。」

これをきっかけに舞台・ドラマCDを制作する事を、マネージャーと僕の間で決定した。
まずはこの作品の著者である、ムッシュピエール氏に許可を取らなければならない。

もともとツイッターでも繋がっていた為、
これ舞台化しても良いですか？
とリプを送った。
するとピエール氏から、DMが届いた。
それが2019年5月の事だ。

このピエールと魔法の杖
舞台となっているのが、大阪にあるBAR MAGIC TIME
三周年の記念パーティに、我々山上兄弟も出演した事がある。

このピエールと魔法の杖という作品は全部で第三章まである物語なのだが、
当時、第二章までしか公開されておらず、どういう結末になるのかわからなかった。
しかし、第二章まででも十分おもしろく、読んでいるだけで、わくわくして、世界が広がった。
そして、DMで公開される前の第三章を読ませてもらい、より一層作品にしたいと感じた。

ピエールと魔法の杖　小説URL

翌年2020年、本格的にドラマCD化、舞台化へ向けた制作が始まった。
まずは、ピエール氏に挨拶を！と大阪へ。
ちゃんとこれを、ドラマCD化そして、舞台化します。
という事を伝えた。

実はここからが大変だった。
ドラマCDであの壮大な小説をどのように描くのか。
今回、兄の佳之介が脚本を担当した。
物語の鍵となるアルファベット。これをどのようにドラマで表現するのか。
この小説の内容をあまり崩したくない。できればこのままドラマCDにしたい。
何度も何度も書き直し、そして、今回のドラマCDが出来上がった。

もう、第何稿までいったか覚えていない。
不思議なもので、印刷して読むと、
ここを直したい。ここは、もっとこうした方がわかりやすいのではないか？
となってしまい、一向に完成しない。
これで行く！となるまでに3ヶ月はかかっただろうか。

今回、脚本やキャスティング、演技・演出プランなどを考え、誰よりもこの小説を読んだと自負しているが、とても勉強にもなり、自分の成長へと繋がった。

ドラマCD(切抜)