インパクトデー開催しました!
12月20日(日)第1期フェローの卒業式でもあるインパクトデーが行われました。
フェロー達はこの日に向け、自分がこれから人生をかけて取り組みたい、かつパーパスに沿ったテーマを、プログラムでの学びを最大限に活用してこの問題に取り組んできました。コーチや1期生の仲間たち、また0期生の強力なバックアップも受けながら、何度もテーマを深掘りし準備を進めてきました。
当日は約40名の働き方改革、教育、政府、メディア、投資各界の著名人である有識者ゲストにお越しいただき、フェローが考える問題について、対話でその問題を一緒に深掘りしました。
▼当日のスケジュール▼
17:00~開始
ー対話セッション①
ー対話セッション②
ーゲストとの交流会
当日、フェロー達は少し緊張した面持ちで集合していましたが、ここまで準備したことを信じて対話を楽しもう、とセッションに入っていきました。
まず、対話セッション①では6人のフェローのテーマについて深掘りをしました。
▼対話セッション①のテーマ▼
ー時代の変化を楽しみ、自分らしい働き方を手に入れるには?大人の自己変革、行動をどのように促すか?
ー「”まだない”ではなく”もうある”」の視点からみる流行の輪廻~日本がすでに持っている豊かさに目を向ける~
ー多様性を受容し、活かしあえるチームにするには?
ーどうすれば個々が各々の”おもしろい”を追求できる社会になるのか?
ーwell-beingと経済的利益の両立はいかにして可能か?(中小企業を主に取り上げる)
ー育児による離職を経験した女性のウェルビーイング~その生き方に誇りを持てるようになるには?
テーマに親和性のある5~6人の有識者ゲストが各グループに参加しました。
まずフェローからテーマに関して簡潔に発表。この問題を自身が扱う背景、そしてこの問題の現状分析、システム思考を使った考察、仮説と進み、事前に考えてきたトークテーマに沿ってゲストと対話を行いました。
「育児による離職を経験した女性のウェルビーイング」というテーマのグループでは、「当事者の現状を少しでも良くするために、この問題に対して当事者意識をもつ必要があると考えますが、どうしたら持てるようになるとでしょうか?」というトークテーマのもと、様々な意見が出てきました。
フェローの「まずは女性自身が、この状況に陥る前から当事者意識を持って知ることが問題解決につながるのではないか」という考えに対し、
「企業の中に数値目標を設定するのはどうか」
「そもそも企業の評価の仕方を変えていく必要があるのでは。また、自分と同じ想いを持った人と働きやすい空間をつくることも選択肢となる」
と共感ベースで意見を頂きながら、また、
「働いてからだと受け取る側が聞く耳を持たないケースも想定される。どのように変えていったらいいと考えるか?」
と質問をいただいたり、さらに、
「この様な社会のタブーを、どのようにイノベーションとして使っていけるかがカギになる」
「男性社会でも同じことが起こっている。この問題は顕在化してきていて、今までの企業の一方的な人事が公募制に変わるなど変化が起きつつある。30代半ばの今まさに苦しんでいる世代の協力を得て組織改善できるのではないか」
などテーマからさらに発展した示唆に富んだお話もいただきながら、ゲストとの対話が進んでいきました。
(対話の様子)
対話を終えて、ゲストからは、
「改めて問題を考え直すいい機会になった」
「大きなソリューションではなくまずは小さな1歩を進める事が大事」
など様々なコメントもいただき、さらに具体的アクションの提案もいただいたり、とフェローにとって今後の道筋がみえた大変実りある時間となりました。
あっという間に45分が過ぎ、次の対話セッション②が始まります。
▼対話セッション②のテーマ▼
ーキャリアを決められない就職氷河期世代~これからどう働いたらいいのか
ー個人の強みを組織作りに活かすには?
ー若者のキャリア形成を阻害する社会要因、女性の貧困について考える
ー40代以上の新しいキャリアチェンジが歓迎される社会をつくるために
ー自律社会へむけての「人が繋がる」について考える
ー「教室に居場所がないと感じる子どもたちが、誰かから必要とされている!と感じるサードプレイスが少ない」私達大人ができることは何か
対話セッション②も①と同様にフェローの発表をもとに対話が行われました。
全ての対話セッションを終えて、ゲストの方々からは
「45分は短かった!」
「非常に共感できるテーマだった」
「問題意識が明確で、私自身も多様な方の意見を聞くことができた」
「自分の原点を振り返る機会となった」
などの感想をいただきました。
またフェローからは、
「これから小さな一歩を踏み出していこうと思った」
「実体験ベースの深い考察を頂けたことで視野を広げることができた」
「改めてこの問題とこれからながく向き合っていく覚悟ができた」
「頂いたフィードバックや対話の中での言葉が駆け巡っている」
「今感じている健全な居心地の悪さとともに歩みを進めようと思う」
といった声が聞かれ、対話で大きな収穫をえた様子です。改めて今後自分の問題と向き合っていくこと、その道筋がみえたことでこれから少しずつ歩みを進めていく決意が聞かれています。
そして、すでにインパクトデー翌日には、対話セッションで意気投合し、早速フェローが有識者ゲストの勤務先でミーティングを実施したなど、新たなコラボレーションが生まれました!
これからフェロー達はゲストとのネットワークを築いていき、人生への新たなジャーニーに向け複業やプロボノなどの機会を模索していきます。フェロー達はこれまでの学びを振り返り、今一度デザイン思考の観点で自身のテーマやパーパスに沿った今後の人生の選択肢を考えています。
また、1期フェロー達は、このインパクトデーで得た学びを最大化するため、ポッドキャストで「インパクトデーの振り返り」を配信予定、さらに今後、対話セッションでの議論をさらに深掘りするイベントを実施することを考えています。
ゲストのみなさま、お忙しい中貴重なお時間を頂きまして、誠にありがとうございました!
一期生はここから、更なる歩みを続けてまいります!
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