まだ「ふりかえり」の大事さに気づけていない組織の会議
シン・アジャイルコミュニティの「ふりかえりアンチパターン」についてnoteを書く企画に参加しようと、いわゆる「ふりかえり」をやっていなく、その大事さに気づけていない組織の様子から何か参考になることはないかと考えてみました。
それは危機感から始まった
「ふりかえり」の大事さに気づけていない組織で、「ふりかえり」とは言っていないのですが、「ふりかえり」のような会議を開催することになりましたので、その時の様子について書きます。
回りくどい言い方で、スミマセンm(_ _)m
それは、今立ち上げているプロジェクトが
・いつまでも試作ステージのままになるような気がする
・スケールする姿が描けないく、なんか思っていたのと違う状況になっている
どうにかしたい!
という危機感から、その会議は始まりました。
会議の参加者は、マネージャークラス4名。隔週で開催。テーマは、プロジェクトを見直して、今後の方針を決める。
会議を開催してみて
会議を開催してみて、まずプロジェクトのビジョンがあいまいで、何をするか目の前のことにしか手が付けられていなく、進捗が停滞している状況を参加者全員で認識し合えました。
これは良かった!
良くない状況をあるがままに参加者で受容できたことで、一体感が増して、これから前向きな取組みができると、期待が持てて嬉しい気持ちになりました。
ふりかえりアンチパターン
そして、隔週で会議を開催していったのですが、アンチパターンな状況がでてきました。
・前回決まったアクションに、取り組まれないままのものがある。そして、そのまま
・マネージャーのみの会議になっていて、会議で話した内容が、プロジェクトメンバーのアクションに落とし込まれず、プロジェクトに新たな動きが起こらない
・変化が見えないので、会議の意義が薄らいで、モチベーションが下がっていった
・すぐに大きな問題になる状況にはないから、今週は開催しないでいいかな
そして、このままにしておくと次の開催はもう無いかもしれない。
何がまずかったのだろうか
こんな状況になってしまっているのですけど、自発的に起こったこの「ふりかえり」のような会議を、組織の成長のために大事にしたい。
何がまずかったのだろうか。
初回の会議で、自分たちがうまくいっていない状況にあることに合意はできて嬉しい場面があったのだけど、そこから変化していくことへの合意はできていなかった。
そして、この組織の変化は、少しずつの変化で段階を踏みながらしていくもので、変化したものも維持は簡単でなく、長期的な活動になることも確認しあっておくべきだった。
さいごに
「ふりかえり」の大事さに気づけていない組織では、いわゆる「ふりかえり」として蓄積された先人たちからの知見がない分、アンチパターンに陥りやすいです。
アンチパターンに陥りやすいということは、プロジェクトがうまく進まなくなる確率も高い。
うまくいかなくなった組織は変化が必要なのだから、「ふりかえり」して変化を始めましょう!
と言っても、すぐに始まらないのが人が集まる組織というもので、どうしたらよいのか分からなくなる時があるのですが、
「ふりかえり」をやっていない組織は、「ふりかえり」をして変化し成長することでうまくいくチャンスがまだある。手を変え、品を変え、角度をゼロにしないで、引き続きやっていきますよ(^^)