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【クルマ編-第52回】Jeep Renegade Limited 4xe <レギュラー>

最近街中で、若い年代が楽しそうにドライブするシーンをよく観かける  Jeep Renegade。
確かに、グリルのデザインなどは Jeep = アメ車 という面影を残していますが、何処かキュートで愛らしく親しみやすいSUV!
既に、日本で発売されてから数年を経過していて、一般の国産車であれば「もうそろそろモデルチェンジの時期かな?」と、モデルの古さを感じさせてしまいますが…このRenegadeは不思議で、そのような古臭さを感じさせません。
 商品の販売力を上げるために、通常は デザインを施して商品としてまとめ上げます。そして、一般的にデザインの形(プロポーション)や 装飾は、デザイナーが「学校や会社OJTで学んだ、How to的なデザインのスキル」と、「デザイナー自身が良いと想い浮かべる形や装飾 」で作り込まれます。
 そんな デザイナーが、売るための商品デザインとして作った形や装飾」とは対照的に、スズキ ジムニーやメルセデス Gクラス、Jeep WRANGLER などに代表される、オフロードでの走破性や実用性という「本格的なオフロード車として求められる機能性から 必然的に生まれたカタチ(デザイン)」のクルマは、古臭さや 商品としてのモデル末期を感じさせません。
 今回の Jeep Renegadeは、Jeepブランドが持っている機能性を重視した力強いデザインを下屋周りに使い、上屋にはJeepブランドに加えて、少しモダンで親しみ易いファクターを織り込んだ形を上手く組み合わせて使い、古さを感じさせないだけで無く、愛らしさやユニークさも演出しています。

少し話は変りますが、スズキ ジムニーを振り返って視ても、売れ行きが鈍かった過去のモデルでは「乗用車ライクな形を、デザイナーの How toスキルで作った外観」、言わば「乗用車としての 見てくれや カッコ良さを訴求」した形(デザイン)によって、「オフロードカーだけが持っている、機能性や逞しさや力強さ、などを薄めてしまった結果」だと 思えます。 
メルセデス Gクラスや Jeep WRANGLERのイメージや外観は基本的に変えていないし、これは、トップカテゴリーのレース車や 飛行機、そして護衛艦などの外観の普遍的な魅力などとも共通してます。

話を戻しますが…Renegadeはその愛らしい外観だけではなく、先進の社会対応性もきちんと取り入れられています。今回取材したクルマも、車重が1800kg弱ありますが、エンジンは 1.3Lの小排気量ダウンサイジングターボ。それに フロントとリヤそれぞれに専用のモーターを組み合わせたPHEVシステムを組み合わせ、高い4WDオフロード走破性能と社会対応性の両立を図っています。 この重さに1.3Lエンジンと、モーターの低速コントロール性を活かしたオフロードの新しい走破性と言う組み合わせは、一昔前であれば想像すら出来ませんでした。

2モーター方式のPHEVであるRenegade 4xe。しかし、エンジンルームは普通のダウンサイジングターボ・エンジン搭載のガソリン車のようにしか観えない、電動車である事を意識させない仕様

さらに、この Renegadeは、気軽に街中を乗れるSUVとしての取り回し性やや機能性も持ち合わせて造られていました。コーナーまでの見切りが良い運転視界や、アメリカ車独特のシンプルで使い易い操作系と シートの座り心地など「アメリカの雰囲気や楽しさを、日本で走りながら味わっちゃえ…!!」ともいえるクルマに仕上がっていました。価格は、PHEV装備分もあってこのクラスとしてはやはり高額ですが…。標準仕様であれば…? 
ここから先、詳しくは動画をご覧下さい…

 皆さんも、ライフスタイルのパートナーとして、ユーザーに何を提供しているのか…? そして、そのシーンと楽しさと時間の変化は…? そんな視点で日常、街中で観かけるクルマを洞察してみませんか!! 
きっと色々なことを教えてくれると思います。 そしてそのような洞察と思考はクルマに限った話ではなく、ビジネスや日常の中でもきっと何かのヒントや閃きになって活きる場合もありますよ~。

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