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<プレミアムプラン特典>水野が語る…「よもやま話-14」 速度に潜む危険性-Ⅰ 脇見運転での、正面衝突や歩行者事故…? 

クルマがクルマである由縁は、社会のルールの範囲内で「個人が走る道を選んで、速度を決めて走れる(移動ができる)」、言うなれば「速度(速さ)」を持つ事です。
人が4人~7人程度で居られる空間は家にもお店にもあります。しかし、これに「速さ」という 危険な因子を持つのがクルマです。
パソコン操作やIT家電のスペックや使い方と根本的に違う部分はここです。
 この部分が置き去りにされて、意味も解らずに「ITについてこられない人は、時代遅れの化石人間」と、SNS等では粋がっている人を多く観ますが…

クルマがつくる速さは、楽しさや快楽を造ると同時に、その裏側では「自己や命の危険」の原因となっています。IT家電やパソコンやスマホを普通に家で(速度0)で使っている場合は、この危険性はありません。
当たり前の事ですが、クルマでも駐車している(速度0)時は、事故や 命に関わる惨事は起こりません。走る速度の速さ分だけ危険性は高まるのです。

今回は、人間の持っている「速度に対する自身の制御コントロール能力」と「現実に身の回りにある、特に最近のITが進化して生まれたツール類」との関係について考察してみました。

「速度(速さ)が危険という概念と、速さが起こす具体的な事故や災害の事例」を知らないから、家の中、歩行中、自転車、クルマの運転中など、状況に関係なく「スマホを使うという、単純な癖」でしか捉えていないのではないでしょうか。
更に、最近特に目に付く、一部の評論家や識者と称する人たちがメディアで流す「速さの危険性や、全てが制御不能になるバグ不具合の危険性」など、信頼性や使う状況もわきまえずに、「最新のITツールを使い熟す先進性」が、これからのライフスタイルであるとする紹介なども、それらの危険性を助長しているように思います。

先月、欧州のEU委員会から、「今後の安全に関わる新型車の認証試験に於いて、タッチパネル操作方式は減点の対象になる」という発表がされました。 メーカーが、コストダウンや開発の効率化、先進性をアピールするために、近年積極的に採用しているタッチパネル操作方式に対しての警告です。

今回は、「速さ」という 「楽しさと命の危険を、表と裏に持つファクター」と、クルマの運転と最新のITツールについて話しました。
 様々な生活ツールのIT化の進化について「人の特徴と、目的合理性を踏まえて」皆さんも一緒に考えてみましょう。 これは、クルマに限った話ではないのです。

 先日、2種類あるエレベーターのスイッチの仕様(タッチパネル式スイッチと、インジケーター付きプッシュ機械式スイッチ)について、TVで興味深い話をみました。昨今の風潮である、IT化による先進化が最良ではないケースもあると思われる事例ですが…。
<タッチパネル方式>
先進ITイメージでカッコ良い、触るだけで使える VS  スイッチ部分で停止する階がわからない(別の表示での確認が必要)、間違ってちょっと触っても動く。
<プッシュボタン式機械スイッチ方式>
作動の停止階の表示とスイッチの操作が一体で使いやすく解り易い、スイッチが壊れてもその階だけの不具合で済む、きちんと押さない(使わない)と作動しない。

このように、社会に流れている曖昧な情報や、実際に起こっている様々な出来事を、単なる情報や知識の消耗材として流してしまわずに、視点を変えて、大切な参考事例として自身の思考の「糧」にして活用すれば、日頃 幾つもの場面で役立つ知識や知恵になります。 楽しむと同時に「考える癖」にして有効に使いましょう…。

ここから先、詳しくは動画をお愉しみください。


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