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<プレミアムプラン特典>水野が語る…「よもやま話-9」: 雪道の走行と クルマの装備品、そして 注意するポイント

ニュースで流れる、豪雪や雪道でのさまざまなトラブルや災害。今回は、豪雪地域などに出かける時の、クルマの運転の注意点や装備品、そして渋滞の中に並ぶ時や 旅先の宿泊でクルマを停める時の注意点など、長野生まれで雪路の教習所で免許を取得した私が、普段心掛けている事を紹介してみたいと思います。

悪天候の中での雪道走行は大変ですが、それとあわせて、特に気を付けなければいけないのは、スタッドレスタイヤの雪道の状況の違いによる走破特性の違いです。
 一般にスタッドレスタイヤ性能を紹介しているメディアの記事や、メーカーの宣伝広告は、外気温度が低く(-5℃以下)「表面に融けたシャーベットが無く、純粋な雪だけで安定した雪面状態」により、「スタッドレスタイヤの性能が最も発揮できる、北海道エリア」で行われています。

しかし、スタッドレスタイヤが、最も苦手とする雪道の走破性能は「外気温度が極低温で安定した雪面状態の北海道エリア」では無く水分の多い湿った重い雪が降り、外気温度も0℃前後で不安定な「表面に溶けたシャーベット雪が部分的にできる、北陸&上信越エリア」なのです。 状況によっては、スタッドレスタイヤのグリップ力は半減する場合もあります。 
 そのような事を知らずに「雪道のスタッドレスタイヤの性能は皆同じ…」と思い込んでいるから、毎年この北陸&上越エリアで「豪雪大渋滞が発生」しますし、更に、
このような事をきちんと紹介している記事やガイドは殆どありません。
極寒地の北海道エリアでは不要でも、中途半端な状況の、北陸&上信越エリアだからこそ「タイヤチェーンの持参と、適時な装着」は不可欠なのです。

何故、外気温度-1~+3℃前後で「表面に少し融けたシャーベット雪がある雪面ではスタッドレスタイヤのグリップ性能が極端に低下するのか」その理由を少し説明すると…
①タイヤ溝の収縮により「雪を踏み固めて作る、圧雪状態」が悪くなるので「グリップ力が低下」してしまう。
②タイヤ溝の中の雪も排出されなくなり「溝にシャーベットが溜まって」タイヤ表面がスリック(平坦)状態になる。
➂「雪の水分」により滑り易くなる
という3重苦となり、
皆さんが思い込んでいる以上に、タイヤのグリップ力は低下し、更にスリップしたタイヤが作る路面の凸凹は発進の時に「タイヤストッパー」のように作用し、その結果「発進できない、雪道大渋滞が」重なって長くなっていくのです。
特に、乗員数や積載で10~20%程度しか車両重量が変化しない乗用車と違って、「積み荷の重さや位置によって、タイヤにかかる荷重が、300~500%も変わる大型トラックやトレーラーでは、スタッドレスタイヤ溝の変形する量が極端に変わり、雪路のグリップ性能は激しく変化します」大型トラックやトレーラーは簡単にスタックして走れなくなるのです。
 
このような、スタッドレスタイヤに関しての知識不足が、チェーン装着判断の間違いや、大渋滞の原因にもなっていると思われますが、行政からはこの様なアナウンスは全く聞かれません。
単に「スタッドレスタイヤを装着しているから、大丈夫なはず…」と思い込んでスタック!!

今回は、このような状況を踏まえて、雪道の走行や脱出の方法、そして降雪地域でのクルマの使い方の注意点など、普段私がやっている事を紹介します。参考にしてください。

このように、クルマを含めて、社会で起こっているさまざまな事をきちんと見直して色々なことを学び、自分自身の知恵として記憶し応用すれば、日常のビジネスや生活の中で役立つ知識や知恵になります。楽しむと同時に身につけ活用しましょう…。

ここから先、詳しくは動画をお愉しみください。

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