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【クルマ編-第45回】HONDA CIVIC TYPE-R <プレミアム>

今回は話題となっている、HONDA CIVIC TYPE-R を取り上げてみました。HONDAが威信をかけて、ニュルブルクリンクサーキット北コースを舞台にして ルノー・メガーヌRS と「FF量販車で世界最速」の称号をかけて競い続ける、コンパクトクラスの ホットなスポーツモデル。

ドイツ ニュルブルクリンクサーキット北コースを、ミシュランと共同開発した
「パイロットスポーツ カップ2コネクト」を装着し、メガーヌRSに 0.508秒の差つけ駆け抜けた。
 ※ ニュルブルクリンク北コース(一周20.832km)で  0.508秒/Lapのタイム差は、
皆さんが知っている一般のサーキット(4~6km/周)に概略換算すると、0.2秒/Lapの差か…?     

2023年4月20日 HONDAは「ニュルブルクリンク北コースでの、FF車世界最速の称号を ルノー メガーヌRSから奪取した」ことを公表した。メガーヌ RSが持っていた最速タイム  7分45秒389/Lapを 0秒508上回る、7分44秒881/Lapで  CIVIC TYPE-Rはニュルブルクリンク北コースを走り抜けた。 

※  今回は特別編として、プレミアムプランのホワイトボード解説には、HONDA提供の、ニュルブルクリンク北コース タイム計測の車載動画を基にした「運転操作とクルマの挙動や姿勢の変化、タイヤのスキ―ル音の音色変化やジャンピングポイントでの運転操作修正」等、車両特性の今回の評価と検証結果を併せて「TYPE-Rの走行特性の見抜き方や その特徴と、今後の改良のポイント」についてのセミナーも追加しました。
これらの結果から.…更に何秒か速くなるポテンシャルを持っている事が推定されます。 この実現を期待したい !!

 一時期、このようなホットなハッチバックモデルは下火になりかけた時期もありましたが、脱炭素の対応としてBEVやPHEVなどの 電動システムのクルマが話題にされるほど、寧ろ その反動として「エモーショナルな走りの感動が感じられる、ホットなスポーツモデル」の人気も高まり、市場が活性化するのは 昔から変わらない現実の姿です。

先に販売されていた 標準仕様のCIVICや、e: HEV仕様でも、車体剛性やサスペンション、そして動力性能などは前型車からかなり向上していました。 CIVICシリーズのフラッグシップ・スポーツモデルに特化した派生車として、エンジン出力や空力特性を向上させ、更に車体幅も広げて登場した新型CIVIC TYPE-R。その進化の中身や、走りの特徴などを評価検証しました。
 動力性能を造りだす、エンジンの出力特性とトランスミッションを含めたパワートレイン系全体のマッチング。そして、走行性能を支えるサスペンション系やブレーキ系などは、少し荒々しい面があった前型車から大幅に進化して車両全体が上手くコーディネートされた。 その結果、スムーズな走りや運転の取り回し性などを含めて商品としても玉成されました。

しかし一方で、真の速さや将来の対応に向けた課題も視えました……
サスペンション・ジオメトリーの取り方と セットアップ方法のマッチング不足によるフロントタイヤの外当たり(内側でなく外側で接地している)や、リアの床下空力の処理など、今後更に走りが磨かれる課題も一部みえました。 

 今回の新型は、従来手法を継承して進化しましたが、その結果CIVIC TYPE-Rの評価と検証結果はどうであったのか ? 実車の試乗評価と併せて、取得したデータとその解析結果なども含めて詳しく解説します。

ここから先、詳しくは動画をご覧ください。

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