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<定期購読マガジン特典映像>    【対談編-第7回】鈴木利男さんとの裏話対談…「日産R35GT-R開発-Ⅲ…製造の心と試作車精度の造り方、そしてニュルの過酷な入力で鍛えた"恒久な価値"」

「アウトバーン300km/hでも隣の人と会話が楽しめる」超高速走行での安定性を造る為に、汎用量産の製造設備を使いながらもレースカーを凌ぐ世界最高の精度を造りだす。 そして「恒久な価値」の基盤 ”車両のヘタリ防止”を鍛える為、ニュルブルクリンクの過酷なコースを連続した走行テストのラップタイムとしては世界一の速さで走りテストコースの4倍以上の負荷を与え続けた日産GT-Rの開発テスト。
毎年春と秋の2回、約3週間に渡って行った、ニュルのメーカー合同占有(インダストリープール)やアウトバーンを使ったテストに於ける実験車3台の合計走行距離は約1万Kmに及んだ。それはドイツ車がニュルでテストする半年間分の距離とほぼ同じであり、また一台当たりの入力負荷は市場換算で数十万Kmに相当する過酷なテストの繰り返しであった。

そしてお客様に向けた「恒久な価値」の信頼の証として…… " 市場換算で
数十万Km相当のヘタリ負荷"を入れた「"最悪コンディションになった
標準仕様モデル”を使い、ニュルの最速ラップタイム計測」は行われ、各年度イヤーモデルの保証性能として世界に公表した。➯注※

(タイム計測については、次回以降の対談編でご紹介する予定です)

これは世界の高性能車メーカーが「高額な特別仕様の高性能バージョンを設定し最良のコンディション」でタイム計測をして公表している事とは真逆で、非常識なタイム計測方法と公表をR35GT-Rはやり続けた。 それは…
お客様がサーキット走行の楽しみを繰り返しても、車体を含め主要ユニットが劣化しない「恒久な価値=中古車の残存価格」を追い求めたから…。 

〚 注※-2013年モデル迄で、2014年以降は日産の方針変更により他社と同じ"ベストコンディション高性能バージョン(NISMOスペック)を使ったニュルブルクリンクの最速ラップタイム計測"方式に変わっています。〛

開発スタートから2013年モデルまでの間、プロジェクト総責任者そして開発責任者であった私が開発の目標とした事は「マルチ・パフォーマンス・スーパーカーとして世界最高の速さや走破性や実用性」を創りだす事だけでは無かった。それは世界に向けて真のフラッグシップ・ブランド車を創りだす事でもあった。

チーム全員に常に徹底した開発目標は 
・高価で特別仕様の派生バージョン車だけが速く "売れ筋の基準仕様が取り
 残される" ある意味ペテンの様なスーパーカーは作らない!!
・全てのバージョンが「速いと同時にヘタリや劣化に強靭」で所有者に愛好
   され続け➪その結果”王者ポルシェを遥かに凌ぐ中古車残存価格の恒久的な
 価値" が持てるスーパーカーを創りだす事でした。

発表の時に言った「300km/hのアウトバーン走行でも隣りの人と会話が楽しめる」。  この実現の為には、単に性能の良いクルマを開発するだけではダメで、車両の製造では車体やサスペンションそしてパワートレインまで含めて "レーシングカーを超える製造精度" の実現が必須であった。 その為にサーキットテストには開発だけでなく工場の製造現場の担当もチームに加わって試作車の製造精度やヘタリの強靭性等の向上と改良は続けられた…

此処から先は、マスコミなどに出したことの無い真実の裏話を動画でご覧下さい。 (注-動画の中には「抱く想いを強く表現した為、一部不適切な言葉や表現」があります。ご容赦とご理解をお願いします)

皆さんも、新しい事への挑戦やこれからの変革への参考にして下さい。きっと役立つと思います。

レーシングドライバーとして日本と世界に結果を残し、世界に誇れる開発ドライバーとしてR35GT-Rの超高性能を育て、現在は株式会社ノルドリンクの代表取締役として活動し、多くのスーパーカーファンが憧れる鈴木利男さんとの裏話対談シリーズ。

鈴木利男さんとの話は真実と同時に内容も豊富な為、編集なしのノーカット版でお届けしたいと思います。 今後も以下の様な内容の配信を予定しています。ご期待ください。
・R35GT-Rニュルブルクリンクでのタイム計測状況と発表を続けた理由と
 その危険!
・発表発売後も何故開発を続けたか…そしてニュル24hrレースへの参戦
・ドイツ人の運転とクルマ、そして海外イベントに於けるエピソードや反響
・台湾自動車開発メーカーHAITECとの開発とその文化の違いに戸惑う日々
・鈴木利男と水野和敏のこれからの車に言いたい放題(含むEV化)

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①クルマの徹底検証動画➪試乗評価+技術,造り,開発背景やデータ&解析含め検証[約60分,1回/月] ②「本質の見抜き&先見の思考」➪「水野式実践法」でケーススタディする講座[ 約30分/回,1回/月 ] ➂ベストカー"水野和敏が斬る"連携の業界初の配信➪…紙面では書ききれなかった確かな検証…[約30分/回,1回/月]:解説や雑誌編集委員と本音を語る ➃ ⓐ 「達人との真実の裏話」,ⓑ 「水野が語る“よもやま話 ”」➪[ⓐとⓑは交互約30分/回,1回/月] ➄Q&Aへの回答[約30分,1回/月]

たった2年半の短い時間と通常の半分以下の”人、モノ、金”で、ポルシェを凌ぐ世界ブランド日産GT-Rを創り上げ、’90年代には” Gr-Cメ…

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