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【クルマ編-第40回】VW Polo TSI Style <レギュラー>

 クルマは他の商品と少し違い、生活を共にするパートナー的側面も持つ興味深い商品です。 生活のパートナー的な存在だからこそ、それぞれの国の人々の「モノ造りの価値観や感性、嗜好」などが自然にでてきます。
 例えば、日本であれば「マルチパーパースカーやミニバンなど、スペースの広さや効率、そして使い勝手」などが優先して選択されます。フランスなどのラテン系の国では「ファッション感覚のようなデザインセンスやモダンなインテリア、心地よい乗り心地と音色」など、そしてドイツなどでは「堅実な走行性能や しっかりした造り、生活実用性と燃費(CO2)、衝突安全性」などが優先されています。

デザインのテイストを含め、実用性と機能性で纏められたインテリア

 日常生活の中での役割、道路の走行環境や燃料代、そして耐用年数などの違いなどで、それぞれの国がクルマに求める商品性の優先度や内容は必然的に違ってきます。

今回は、国民車として皆に愛用され、ドイツのどこでもよく見かける VW Polo TSI Style を取り上げてみました。 一昔前までは考えられなかったダウンサイジングの1.0L、3気筒ターボエンジンで、4m近くの全長と1200kg近いクルマを、80歳近くの人でもハンドルを握ると、登坂やカーブの多い生活道路を100km/hで、アウトバーンでも150km/h程度で走り抜けています。
 更にクルマの各部分を観ても「機能的で、しっかりとした堅実な造り」になっています。

今やクルマは、単にモノの比較をして「良い とか 悪い」とか言う時代ではなく、もっとクルマの生まれる背景までを知って世界を愉しみましょう。
もはや、国産とか外車という壁で分けてクルマをみる時代ではありません…!

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