【雑誌ベストカー提携企画】水野和敏が斬る!! … 紙面では書ききれなかった確かな検証… HONDA WR-V X と、VOLVO EX30 ULTRA SINGLE MOTOR EXTENDED RANGE <レギュラー>
『雑誌 ベストカーを読んで全般を知り、Youtubeで取材の様子を観る、そして このライブ配信で正しい本当の知識や見識を身につける』
多次元に渡るメディアの媒体を一元化した、ユニークで唯一の配信!!
「本当の自動車技術講座」との、月別の交互配信です。
今回は、全く違う狙いの 両極端に位置するクルマを取り上げてみました。
アジア圏の比較的廉価な資源を活用し、電動化を捨てて 1種類のガソリンエンジンに絞り込んで、「価格を抑えたハイバリューなエントリーSUVを狙った HONDA WR-V X」と、これからのVOLVOブランドとして、「近未来にVOLVOが創るクルマ像を示した BEV車 VOLVO EX30」 です。 VOLVO EX30は、多いモデル仕様の中から航続距離を延長した RR配置のシングルモーター仕様の ULTRA SINGLE MOTOR EXTENDED RANGEを取り上げました。
今回取り上げたこの2台は全く違う狙いでつくられたクルマで、販価も大きく違いますが、全長は 4.3m前後で生活のサイズ感では似たようなSUVです。
従来技術で、コストパフォーマンスに抜きん出た「実用性と利便性とハイバリュー」を狙い、アジア圏の開発&製造能力をフルに活用して「従来技術を効率良く積み上げた最新のクルマ」HONDA WR-V 。それに対し、通常は「運転中の視界や、スイッチ類の操作の安全性から別けて配置」されている、メーターパネル (ハンドル部にある走行の情報と警報類の表示)と、センターコンソールの操作盤 (アクセサリーやエアコン等の装備品の操作と作動確認)を、日常使うスマホのように「コンパクトなタッチパネル画面の操作方式に集約」させて、新たな BEVの進化を提案した VOLVO EX30です。
同時に、この小型タッチパネル方式への変革は「クルマ全体の電子制御システム開発の効率化と、大幅な原価や投資の削減」ができますし、近未来的なイメージの演出も狙えます。
この 2台が狙っているテーマの違いは、クルマという商品に限らず、日常やビジネスの中で、商品を開発したり購入する場合の仕様の選定などで、大切な視点や分岐点になると思います。
それは、例えば…「鮮明な液晶の表示+機械式スイッチ」にするか、或いは、「液晶画面のタッチ操作方式まで取り入れる」か、などです。しかし、これは表示と操作方式の違いだけではなく、故障した時のフェールセーフ機能や、操作と確認に要する時間や アクションにも関係します。
最近の風潮では、これを単なる「最新トレンドの採用と、従来からの習慣の流用」更には、「進化と遅れ」などと、一方的に決めつけた記事を流す評論家や SNSコメンテーターの記事をよく見かけます。
しかし、これは物事の本質やリカバー策などの発想が抜けている「ITツールの進化による利便性の向上」により、思考が滞ってしまった例だと思います (ツールが進化し常態化すると、必要な思考能力は退化する…)。
例えば、IT情報と連動した最新の便利なナビ機能に頼り過ぎると「地図の見方も、これから行く土地の状況も、更には その場所にいる意味も、何も感じなくなった」様な…。もしかしたら…運転免許証が必要な意味すらも解らなくなってしまうかもしれません ?
クルマは、「”速度”というエネルギーが及ぼす危険から、”命”という安全を守る義務」を背負って運転をする「社会的責任を負って使う商品」です。日常の中で「何気なく使っている スマホや家電製品」とは全く違います。
だからこそ、社会資格の認定証として、運転免許証があるのです。
そしてそれは、「運転視界を常時確保できる運転の基本マター」と「装備されている機器の操作や異常の検出等、人と効率的にインターフェースができる装備の機能」、更に「緊急事態や突発不具合などに対応したフェールセーフ機能」など、色々起こりうる事象を予測して対応する義務もあります。
今回のこの2台のクルマを、このように色々な視点や角度から視ると一体何が見えてくるのか ?
色々と興味は尽きませんが、ベストカー編集委員の梅木さんも交えて、私の事前の評価検証結果も参考にして掘り下げてみました。
事前に皆さんから頂いた質問や、ライブの中で寄せられた質問にもお答えしています。(ちょっと時間が押してしまいましたが・・・(;^_^A)
<このコーナーに向けて、事前に頂いた質問への回答>
・クラウンのノーズダイブについて…?
・ブランドを活かす合併、買収とは…?
<ライブの中で寄せられた、質問の例 >
・水野さんがよく言う「フロントはしっかりした動きで、リヤがしなやかなサスペンションに、交換などで改善することは可能でしょうか…?
・摩耗の少ない、EV専用タイヤが開発されていると聞きますが、EV専用タイヤのメリットと デメリットはどんなところでしょう…?
・環境対応の新規冷媒エアコンガスのクルマに乗っていますが、冷えが弱くなった気がします。新規冷媒エアコンガスとはどんなものですか…?
頂いた質問も含めて、身近にあるクルマの話題や、生活の中のテーマを探ってみる事は、クルマに限った話ではなく、日頃のビジネスや日常生活の中で 新たな視点から、色々な応用ができると思います。 是非 参考にしてみて下さい。
ここから先は、雑誌の紙面や Youtubeの動画には出されていない「計測したデータの結果や、デザインと機能&性能の分析、そして各部位の作りや仕様の細部」などの解説を織り混ぜた 正しい評価と検証の結果を、ベストカー編集委員 梅木さんとの「語り合い形式で解りやすく伝えている」動画をお愉しみ下さい。
※ 初版限定3500部の予約販売を受付中です。初版の限定版には、 固有のシリアルナンバーに加えて" 直筆のサイン"も加わります。
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