【クルマ編-第19回】Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+
“ニュルブルクリンクで磨き込まれた 3次元の走り…”Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+。 巷で話題の300馬力クラスのコンパクトスポーツとは一線を画した、400馬力越えのスーパースポーツバージョン。
コンパクトカー Aクラスのプラットフォームに421馬力の2.0L T/Cエンジン搭載と聞くと「じゃじゃ馬的なホットバージョン」というイメージを連想させるが…”スーパースポーツの走りと日常の実用性という矛盾”をAMGのエンジニアと開発ドライバーはどの様に解決し、仕上げてきたのか?
そしてそのパーフォーマンスのレベルは?
今回はこの辺を主体に徹底検証しました。
300馬力クラスのコンパクトスポーツがこぞってやっている「エアロパーツや装飾部品等を使った派手なスポーツ感の演出」等ではなく、Mercedes-AMGブランド規定のフロントグリルとインチアップのスポーツタイヤ装着程度の変更でさり気無く纏められたエクステリア。
そしてインテリアも加飾処理とシートサポート機能を高めた以外はAクラスと基本は変えず、落ち着いた車両全体のスポーツ観の纏め…。
これらは、逆に秘めたハイパフォーマンスを予感させる演出なのか! 他社の様に派手なゴテゴテ感は排除した、メルセデス流の800万円オーバーという販売価格に対する上質感の演出が見事になされている。
400馬力を超えるコンパクトクラスのスーパースポーツバージョンと言えども、速度無制限のアウトバーンや生活道路100km/h走行のドイツでは日常生活の中で当たり前に使われている。 しかしエンジンルームを開けると目に飛び込んでくる、超大径吸気タービンを持つターボユニットや 車両サイズに対してSUVにも匹敵する大径タイヤを履かせたサスペンションは、日常の実用性と本当に両立しているのか?そしてその走行パフォーマンスの実力は…
そんな疑問は吹き飛ばす仕上がりになっていましたし、改めてAMGのエンジニアや開発ドライバーの技量を見せつけられました。
(これは新商品の企画や開発及び企業戦略立案等の参考にも適した例題です)
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