【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-2.産後類 論産後当大補気血四十六(本文⑤)
【本文⑤】
一, 産後全実証, 有如外感風寒, 頭痛身熱, 便実中満, 脈緊数洪大有力者, 此表邪之実証也。 又火之盛者, 必熱渇躁煩, 或便結腹脹, 口鼻舌焦黒, 醋喜冷飲, 眼眵, 尿管痛赤, 脈見洪滑, 此内熱之実証也。 又鬱怒動肝, 胸脇脹痛, 大便不利, 脈弦而滑, 此気逆之実証也。 又悪露未盡, 瘀血上衝, 心腹脹満, 疼痛拒按, 大便難而小便利, 此血逆之実証也。 又凡富貴之家, 保護太過, 或過用人参, 耆, 朮, 以致気壅, 或過用糖, 酒, 炭火, 以致内熱, 或産本不虚而妄用大補之薬, 以致增病, 此調攝之実証也。 又或因産過食, 恐其労困, 固令勉強, 以致停蓄不散, 此内傷之実証也。 以上諸証, 姑挙要者以見其概。 然既有表邪則不得不解, 既有火邪則不得不清, 既有内傷停滞則不得不開通消導, 且人有強弱, 産有虚実, 病有真仮, 治有逆従, 固不可以同日語也。 觀六元正紀大論曰: 婦人重身, 毒之何如? 曰: 有故無殞, 亦無殞也。 此自経常不易之大法, 亦何庸贅弁之若此, 第因丹溪之言, 人多偏執, 故不得不詳盡其説, 以解後人之惑也。 諸虚実治法詳具後條。
ここから先は
1,839字
この記事のみ
¥
100
こんにちは「NISHIZUKA LABO」です。 私たちは、鍼灸、古典医学、経絡治療、東洋医学の普及・伝承のため、電子コンテンツを活用し、出版社や部数にとらわれることなく少人数を対象にした情報発信や、販売部数の読めない若手・新人などの発掘・育成に努めてまいります。