【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-5.子嗣類 宜麟策総論共十二段六十七<陰陽天時二>(本文①)
【本文①】
乾道成男, 坤道成女, 此固生成之至道, 然亦何以見之, 亦何以用之? 蓋乾坤不用, 用在坎離, 坎離之用, 陰陽而已。夫離本居陽, 何以為女? 以陽之中而陰之初也。坎本居陰, 何以為男? 以陰之中而陽之初也。
蓋中者盛於上, 盛者必漸消; 初者生於下, 生者必漸長。故陽生於坎, 従左而漸升, 升則為陽而就明; 陰生於離, 従右而漸降, 降則為陰而就晦, 此即陰陽之用也, 而千変万化, 莫不由之。 由之推廣, 則凡冬至夏至, 一歳之陰陽也; 子東午西, 一日之陰陽也; 有節有中, 月令之陰陽也; 或明或晦, 時気之陰陽也; 節前節後, 消長之陰陽也; 月光潮汛, 盈虚之陰陽也。 再以及人, 則老夫女妻, 陰若勝矣, 有顛之倒之之妙; 彼強此弱, 陽亦在也, 有操之従之之權, 顧無往而非陰陽之用也。 知之而従陽避陰, 則乾道成男, 不知而背陽向陰, 則坤道成女矣。 明眼人其鑒而悟之, 筆有難於盡意也。
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