【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-2.産後類 産後発熱四十九(本文④⑤)
【本文④】
産後有陰虚発熱者, 必素稟脾腎不足, 及産後気血俱虚, 故多有之。 其証則倏忽往来, 時作時止, 或晝或夜, 進退不常, 或精神困倦, 怔忡恍惚, 但察其外無表証, 而脈見弦数, 或浮弦豁大, 或微細無力。 其来也漸, 非若他証之暴至者, 是即陰虚之候, 治当專補真陰, 宜小營煎, 参陰煎, 五陰煎之類, 隨宜主之。 若陰虚兼火而微熱者, 宜一陰煎。 若陰虚兼火之甚而大熱者, 宜加減一陰煎。 若陰虚火盛, 熱而多汗者, 宜当帰六黄湯。 若陰中之陽虚, 火不帰源而熱者, 宜大營煎, 理陰煎, 右帰陰之類主之。 若血虚陽不附陰, 煩熱作渇者, 宜人参当帰湯。 若気血俱虚, 発熱煩躁, 面赤作渇, 八珍湯, 十全大補湯。 若熱甚而脈微者, 宜急加桂, 附, 或認為火, 則禍在反掌。
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