【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-2.産後類 産後腹痛四十八(本文③④)
【本文③】
一, 有母体本虚而血少者, 即於産時亦無多血, 此輩尤非血滞, 若有疼痛; 只宜治以前法, 或以大, 小營煎, 黄雌雞湯主之。
一, 凡新産之後, 其有陽気虚弱而寒従中生, 或寒由外入, 以致心腹作痛, 嘔吐不食, 四肢厥冷者, 宜九蜜煎, 大巖蜜湯, 或理陰煎主之。
一, 産当寒月, 以致寒気入腹, 臍下脹痛, 手不可近者, 宜羊肉湯主之。 若気実寒甚者, 宜蟠恶散。
一, 産後悪露不盡, 留滞作痛者, 亦常有之, 然此與虚痛者不同, 必其由漸而甚, 或大小便不行, 或小腹鞭実作脹, 痛極不可近手, 或自下上衝心腹, 或痛極牙関緊急, 有此実証, 当速去其血, 近上者宜失笑散, 近下者宜通瘀煎, 奪命丹, 迴生丹。 如或未効, 当用決津煎為善。
一, 産後有脾虚腎虚而為腹痛者, 此不由産而由臓気之不足。 若脾気虚寒, 為嘔吐, 為食少, 而兼腹痛者, 宜五君子煎, 六君子湯, 温胃飲之類主之。 若腎気虚寒, 為瀉為痢, 而兼腹痛者, 宜胃関煎, 理陰煎之類主之。
一, 産後有飲食停滞及気逆作痛, 亦当因其類而消去之, 如排気飲, 大和中飲之類, 皆可酌用。
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