【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-2.産後類 産後喘促五十二 (本文①)
【本文①】
産後喘急有二, 乃一以陰虚之極, 一以寒邪在肺。 蓋産後既以大虚, 焉得気実而喘? 若肺無寒邪而見喘促者, 此以血去陰虚, 孤陽無主, 故気窮短促而浮脱於上, 此実肝腎不接, 無根將脱之兆, 最為危候。 経曰: 肝苦急, 急食甘以緩之, 正此類也, 惟貞元飲為治此之神剤。 若気虚兼寒者, 宜大補元煎, 或理陰煎。 若風寒外感, 邪気入肺而喘急者, 此必気粗胸脹, 或多欬嗽, 自與気短似喘上下不接者不同, 治当以疏散兼補為主, 宜金水六君煎, 或六君子湯。 若單以寒邪入肺, 気実気壅而本無虚者, 宜六安煎, 或二陳湯加蘇葉之類主之。
喘嗽論外方
二母散婦八六血熱喘嗽。 二物参蘇飲婦八四瘀血入肺喘嗽。
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