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【経絡治療からみた傷寒論①】弁脉法第一

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Q.鍼灸師も『傷寒論』を読まなければ、とよくいわれます。 なぜ?どうして湯液の書物を読まなければいけないの? 『傷寒論』にも鍼灸の記述があるから? A.いえいえ、そんな理由ではあ…
『週刊にしずかラボ』連載中の『経絡治療からみた傷寒論』の中から 『弁脉法第一』をまとめました。
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2017年9月の記事一覧

弁脉法第一 28

寸口脈浮而緊.浮則為風.緊則為寒.風則傷衛.寒則傷栄. 栄衛倶病.骨節煩疼.当発其汗也.  〈ポイント〉・脈状は病を表す。

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弁脉法第一 29

①趺陽脈遅而緩.胃気如経也. ②趺陽脈浮而数.浮則傷胃.数則動脾.此非本病.医特下之所為也. ③栄衛内陷.其数.先微.脈反但浮.其人必大便硬.気噫而除. ④何以言之. ⑤本以数脈動脾.其数先微.故知脾気不治.大便硬.気噫而除. ⑥今脈反浮.其数改微.邪気独留.心中則飢.邪熱不殺穀.潮熱発渇. ⑦数脈当遅緩.脈因前後度数如法.病者則飢. ⑧数脈不時.則生悪瘡也. 〈ポイント〉・脈の推移と病状の推移

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弁脉法第一 30

師曰.病人脈微而渋者.此為医所病也. 大発其汗.又数大下之.其人亡血. 病当悪寒.後乃発熱.無休止時. 夏月盛熱.欲著複衣.冬月盛寒.欲裸其身. 所以然者.陽微則悪寒.陰弱則発熱. 此医発其汗.使陽気微.又大下之.令陰気弱. 五月之時.陽気在表.胃中虚冷.以陽気内微.不能勝冷.故欲著複衣. 十一月之時.陽気在裏.胃中煩熱.以陰気内弱.不能勝熱.故欲裸其身. 又陰脈遅渋.故知血亡也. 〈ポイント〉・誤治による病症 ・季節と身体の関係

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弁脉法第一 31

脈浮而大.心下反硬.有熱. 属蔵者.攻之不令発汗.属府者.不令溲数. 溲数則大便硬.汗多則熱愈. 汗少則便難.脈遅尚未可攻.  〈ポイント〉・脈証と病証と治療

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