【「景岳全書」婦人科を読む】4.最終回コラム
「解説を終えて」 女性は陰に属し、陰の収斂作用によって気血のベクトルが内下方へ向き、女子胞に集まります。これによって女子胞は充実し、女子力(自愛力、恋愛力、出産力、共感力、直感力、敏感力)が生じます。
さらにこの女性の収斂作用は、精(気血)だけではなく、日常生活で生じる様々な邪(気滞・湿痰・邪熱・瘀血)にも同じように働きます。よって女性の全ての病に女子胞は関与すると考えるわけです。
よって月経の状態から女子胞の状態を把握し、女子胞の状態から全身の病理状態を把握し、全ての病