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①若脈陰陽倶盛.重感於寒者.変成温瘧. ②陽脈浮滑.陰脈軟弱者.更遇於風.変為風温. ③陽脈洪数.陰脈実大者.更遇温熱.変為温毒.温毒為病最重也. ④陽脈軟弱.陰脈弦緊者.更遇温気.変為温疫. ⑤以此冬傷於寒.発為温病.脈之変証.方治如説. 〈ポイント〉・傷寒に他病が重なったときの名称と脈証
凡人有疾.不時即治.隱忍冀差.以成痼疾. 小兒女子.益以滋甚.時気不和.便当早言. 尋其邪由.及在腠理.以時治之.罕有不癒者. 患人忍之.数日乃説.邪気入蔵.則難可制.此為家有患.備慮之要. 〈ポイント〉・病は早めに処置する。
凡作湯薬.不可避晨夜.覚病須臾.即宜便治.不等早晩.則易癒矣. 若或差遅.病即伝変.雖欲除治.必難為力. 服薬不如方法.縱意違師.不須治之. 〈ポイント〉・治療はできるだけ早いほうがいい
凡傷寒之病.多従風寒得之.始表中風寒.入裏則不消矣. 未有温覆而当不消散者.不在証治.擬欲攻之.猶当先解表.乃可下之. 若表已解.而内不消.非大満.猶生寒熱.則病不除. 若表已解.而内不消.大満大実.堅有燥屎.自可除下之.雖四五日.不能為禍也. 若不宜下而便攻之.内虚熱入.協熱遂利.煩躁諸変.不可勝数.軽者困篤.重者必死矣. 〈ポイント〉・傷寒の進み方と、病症、治法。