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【経絡治療からみた傷寒論③】傷寒例第三

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『週刊にしずかラボ』連載中の『経絡治療からみた傷寒論』から 『傷寒例第三』をまとめました。(*「第四」は無し)
『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」…
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2019年6月の記事一覧

傷寒例第三 10

是以彼春之暖.為夏之暑.彼秋之忿.為冬之怒. 是故冬至之後.一陽爻升.一陰爻降也.夏至之後.一陽気下.一陰気上也. 斯則冬夏二至.陰陽合也.春秋二分.陰陽離也.陰陽交易.人変病焉. 〈ポイント〉・気候の移り変わりと陰陽の升降

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傷寒例第三 11

此君子春夏養陽.秋冬養陰.順天地之剛柔也. 小人觸冒.必嬰暴疹.須知毒烈之気.留在何経.而発何病.詳而取之. 〈ポイント〉・春夏は陽を養い、冬秋は陰を養う

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傷寒例第三 12

是以春傷於風.夏必飡泄. 夏傷於暑.秋必病瘧. 秋傷於湿.冬必咳嗽. 冬傷於寒.春必病温. 此必然之道.可不審明之. 〈ポイント〉・前の季節の不養生と病気

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傷寒例第三 13

傷寒之病.逐日淺深.以施方治. 今世人傷寒.或始不早治.或治不對病.或日数久淹.困乃告医.医人又不依次第而治之.則不中病.皆宜臨時消息制方.無不效也. 今捜採仲景舊論.録其証候診脈声色.對病真方.有神験者.擬防世急也. 〈ポイント〉・傷寒の診方 ・日数を参考に、四診を駆使して病理を正確にとらえる。

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