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【「景岳全書」婦人科を読む】part.3

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【2.婦人規上】 <2-3.胎孕類> ・胎脈十八 ・胎候十九 ・安胎二十 ・悪阻二十一 ・胎気上逼二十二 ・胎漏二十三 ・妊娠卒然下血二十四 ・胎動欲堕二十五 ・数堕胎二十六 ・…
この度、古典書物「景岳全書」を少しずつ読み進めることとなり、書き下し文と口語訳、コラムを『「景岳全…
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2019年12月の記事一覧

【「景岳全書」婦人科を読む】2.婦人規上 2-3.胎孕類 胎脈十八(1)

【本文①】平人気象論曰: 婦人手少陰脈動甚者, 任子也。 陰陽別論曰: 陰搏陽別, 謂之有子。 腹中論曰: 何以知懷子之且生也? 曰: 身有病而無邪脈也。 [脈経]曰: 尺中之脈, 按之不絶, 法妊娠也。 滑伯仁曰: 参部脈浮沈正等, 無他病而不月者, 妊也。

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【「景岳全書」婦人科を読む】2.婦人規上 2-3.胎孕類 胎脈十八(2)

【本文②】凡婦人懷孕者, 其血留気聚, 胞宮内実, 故脈必滑数倍常, 此当然也。 然有中年受胎, 及血気羸弱之婦, 則脈見細小不数者亦有之, 但於微弱之中, 亦必有隱隱滑動象, 此正陰搏陽別之謂, 是即妊娠之脈, 有可弁也。

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【「景岳全書」婦人科を読む】2.婦人規上 2-3.胎孕類 胎脈十八(3)

【本文③】又胎孕之脈数, 労損之脈亦数, 大有相似。 然損脈之数, 多兼弦渋, 胎孕之数, 必兼和滑, 此当於幾微中, 弁其邪気胃気之異, 而再審以証, 自有顯然可見者。

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【「景岳全書」婦人科を読む】2.婦人規上 2-3.胎孕類 胎脈十八(4)

【本文④】凡弁男女之法, 自古及今, 無不以陰陽二字為綱領, 然言多矛盾, 悉属疑似, 茲余以坎離之象定之, 庶得其要。 蓋坎為天一之卦, 坎中満, 陽在内也; 離為地二之卦, 離中虚, 陰在内也。 得坎象者為男, 得離象者為女。 所以男脈多沈実, 沈実者, 中満之象; 女脈多浮虚, 浮虚者中虚之象。 無論人之老少強弱, 脈之部位大小, 但因象察象, 無不如響之応, 然尤於両尺為最也, 足稱捷法。

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【「景岳全書」婦人科を読む】2.婦人規上 2-3.胎孕類 胎脈十八(5)

【本文⑤】[脈訣]云: 欲産之婦脈離経, 沈細而滑也同名, 夜半覺痛応分誕, 来日日午定知生。 [質疑]謂離経之脈, 即歇至者是也。 在須臾卻非病。 啟蒙曰: 欲産之婦脈離経, 離経之脈認分明, 其来小大不調勻, 或如雀啄屋漏応, 腰疼腹痛眼生花, 産在須臾卻非病。

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