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【経絡治療からみた傷寒論②】平脉法第二

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『週刊にしずかラボ』連載中の『経絡治療からみた傷寒論』から 『平脉法第二』をまとめました。
『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」…
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#平脉法第二

平脉法第二 01(1/2)

問曰.脈有三部.陰陽相乗.栄衛血気.在人体躬.呼吸出入.上下於中. 因息遊布.津液流通.随時動作.効象形容.春弦秋浮.冬沈夏洪. 察色観脈.大小不同.一時之間.変無経常.尺寸参差.或短或長.上下乖錯.或存或亡.病輒改易.進退低昴.心迷意惑.動失紀綱.願為具陳.令得分明. 〈ポイント〉・陰陽の気が身体を運営し、それは脈に現れる。

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平脉法第二 01(2/2)

師曰.子之所問.道之根源.脈有三部.尺寸及関.栄衛流行.不失衡銓.腎沈心洪.肺浮肝弦.此自経常.不失銖分.出入升降.漏刻周旋.水下二刻.一周循環.当復寸口.虚実見焉. 変化相乗.陰陽相干.風則浮虚.寒則牢堅.沈潜水畜.支飲急弦.動則為痛.数則熱煩. 設有不応.知変所縁.三部不同.病各異端.大過可怪.不及亦然.邪不空見.終必有奸.審察表裏.三焦別焉.知其所舍.消息診看.料度府蔵.独見若神.為子條記.伝与賢人. 〈ポイント〉・脈に身体の中の状態が現れる。 ・病気の時はその変化が

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平脉法第二 02

師曰.呼吸者.脈之頭也. 〈ポイント〉・脈の遅数は、呼吸を基準とする。

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平脉法第二 03

初持脈.来疾去遅.此出疾入遅.名曰内虚外実也. 初持脈.来遅去疾.此出遅入疾.名曰内実外虚也. 〈ポイント〉・脈の去来で虚実を知る

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平脉法第二 04

問曰.上工望而知之.中工問而知之.下工脈而知之.願聞其説. 師曰.病家人請云.病人苦発熱.身体疼.病人自臥. 師到診其脈.沈而遅者.知其差也. 何以知之. 表有病者.脈当浮大.今脈反沈遅.故知癒也. 〈ポイント〉・脈によって、病気の現状・予後を知る

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平脉法第二 05

仮令病人云腹内卒痛.病人自坐. 師到脈之.浮而大者.知其差也.何以知之. 若裏有病者.脈当沈而細.今脈浮大.故知癒也.  〈ポイント〉・脈と病証を照らし合わせることによって、病の状態・予後を知る。

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平脉法第二 06

師曰.病家人来請云.病人発熱煩極. 明日師到.病人向壁臥.此熱已去也. 設令脈不和.虚言已癒. 〈ポイント〉・四診の一致

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平脉法第二 07

設令向壁臥.聞師到.不驚起而盻視.若三言三止.脈之嚥唾者.此詐病也. 設令脈自和.処言此病大重.当須服吐下薬.鍼灸数十百処乃癒. 〈ポイント〉・患者の所作からも、病状が分かる

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平脉法第二 08

師持脈.病人欠者.無病也.脈之呻者.病也. 言遅者.風也.搖頭言者.裏痛也.行遅者.表強也. 坐而伏者.短気也.坐而下一脚者.腰痛也. 裏実護腹.如懷卵物者.心痛也. 〈ポイント〉・望診で得られる情報

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平脉法第二 09

師曰.伏気之病.以意候之. 今月之内.欲有伏気.仮令舊有伏気.当須脈之. 若脈微弱者.当喉中痛似傷.非喉痺也. 病人云.実咽中痛.雖爾今復欲下利.  〈ポイント〉・脈によって隠れた病を探す。

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平脉法第二 10

問曰.人病恐怖者.其脈何状. 師曰.脈形如循糸累累然.其面白脱色也. 〈ポイント〉・精神の乱れも、気血による ・脈が細くなる=血虚

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平脉法第二 11

問曰.人不飲.其脈何類. 師曰.脈自渋.唇口乾燥也. 〈ポイント〉・水分をとらないときの、脈と症状

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平脉法第二 12

問曰.人愧者.其脈何類. 師曰.脈浮而面色乍白乍赤. 〈ポイント〉・感情も身体の変化であり、その変化は脈にも現れる。

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平脉法第二 13

問曰.経説脈有三菽六菽重者.何謂也. 師曰.脈人以指按之.如三菽之重者.肺気也.如六菽之重者.心気也.如九菽之重者.脾気也.如十二菽之重者.肝気也.按之至骨者.腎気也. 〈ポイント〉・脈の浮沈に臓腑を配当する

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