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【経絡治療からみた傷寒論②】平脉法第二

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『週刊にしずかラボ』連載中の『経絡治療からみた傷寒論』から 『平脉法第二』をまとめました。
『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」…
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2018年7月の記事一覧

平脉法第二 19

南方心脈.其形何似. 師曰.心者火也.名少陰.其脈洪大而長.是心脈也.心病自得洪大者.癒也. 仮令脈来微去大.故名反.病在裏也. 脈来頭小本大.故名覆.病在表也. 上微頭小者.則汗出. 下微本大者.則為関格不通.不得尿.頭無汗者可治.有汗者死.  〈ポイント〉・心の常脈 ・心の病脈

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平脉法第二 20

西方肺脈.其形何似. 師曰.肺者金也.名太陰.其脈毛浮也. 肺病自得此脈.若得緩遅者皆癒. 若得数者則劇. 何以知之. 数者南方火.火剋西方金.法当癰腫.為難治也. 〈ポイント〉・肺の常脈と病脈 ・快方に向かう脈と、難治の脈

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平脉法第二 21

問曰.二月得毛浮脈.何以処言至秋当死. 師曰.二月之時.脈当軟弱.反得毛浮者.故知至秋死.二月肝用事.肝脈属木.応軟弱.反得毛浮脈者.是肺脈也.肺属金.金来剋木.故知至秋死.他皆倣此. 〈ポイント〉・季節の旺脈と病脈と死期

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平脉法第二 22

師曰.脈.肥人責浮.痩人責沈. 肥人当沈.今反浮.痩人当浮.今反沈.故責之. 〈ポイント〉・肥痩の常脈と病脈

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