「和」のおもてなし実践テキスト(5・6)
5.もてなす側の実務項目(礎)
💖もてなす側の心の「礎」
先ずもてなす相手(客人)の総てを受容れる応対意識で!
-個々の相手に応じた意識と活動-
「和」おもてなしの実践は【応対】を総ての礎とする
※「応対」=相手の立場を主に考え、相手に応じて受け答えすること
「対応」=相手(お客様・客人)に対し、
その立場や状況を観察しつつ相手の表情や心の僅かな変化
を見逃さずいち早く察知し受け応えや活動をすること。
“私達は、いつも大切なお客様に支えられている”
と言うことを常に意識しなから心身の活動をし、
決して忙しいとかスタッフが少ないからなど
と言うこちらの事情は二の次と捉えて、
客人(=お客様)ファーストの心で 「応対」する。
と共に自分達を
「お客様の目線」で観察・察知・洞察・思考し取組む。
※英訳
・応対=reception(レセプション)
・応対するreceive callers 全てを受け入れる意。
6.「和」おもてなし-「三つの心」
※現代社会は、個が中心であると捉えて以下の三つとする。
もてなす側⇒個々人の個性特質を最大限に発揮する
一、客人の最高の喜びや笑顔を自分への感謝として受容れる
二、和顔の表情に徹し自分に合った自然な笑顔を以って為す
三、客人の心を動かすのは己の力、との信念を以って活動する
🌈もてなす側の活動の「礎」
👫個人・複数・市町村・地方・国・選れた人・特定多数・不特定多数など
(店・グループ・コミュニティ・組織・集い・団体・会社全体or部門)
※もてなす側の実践⇒項目個々人の知恵となれば最高
👫心と身体の設え
(⇒個々人のキャパシティに合わせたスキル、情報知識)
(もてなす側に合った選択が必要とされる項目)
客人(=お客様・相手)の目的、現況やその時の心の位置に
合わせて「モノ」の提供と 思いやりの「コト」=(目配り、気配り、心配り)
の気遣い・心遣い=配慮は必須です。
🗾季節感の提供
(夫々の特徴・エリアの特徴・景色=全体・時間帯別)
🔲ここエリアでは、
この時期〇〇〇のような気候で、晴れた日は〇〇〇が見られます。
🔲此処(現在)の場所では、
🔸今の時間帯は〇〇のようなことや
〇〇〇のようなことが体感できます。
🔸・・時代は、この時期に〇〇〇のようなことや
〇〇〇の出来事がありました。
🔸この地域の風習は〇〇〇などがあります。
🔸今、〇〇〇のイベントなどの催事を実体験できます。
🔸今、お勧めの地のものは〇〇〇、
郷土品には〇〇〇で〇〇〇に使えます。
🔸この地で生まれた有名人は、
〇〇〇をした〇〇〇さんです。
🔸この建物(場)だけで今体感出来ることは〇〇〇です。
・・・・・などと、
相手の興味や心に合わせて話すことです。
大切なことは、もてなす客人(相手)の動機、
目的に合わせた上で今の気持ちを汲み取り
その人の心に寄り添うよう心掛けることです。
自分の実体験や感じたことなども少し加えて
会話すると、より理解を深められます。
🌈もてなす側-活動項目
※客人に合わせて下の項目から選び、
このような解説(物語として話すなど)をする。
🏳🌈自店舗の施設や食の解説
🏳🌈歴史感
(生立ち・経緯=流れ・伝説・建造物・伝統品
🏳🌈風習
(独自性=独特・生立ち・由来)
🏳🌈風情
(風景=季節や時間帯・独自・独創・美術・芸術・音=自然・人的)
🏳🌈伝統文化
(行事・芸術・言い伝え・童話・由来・表現法・味わい方)
🏳🌈自然=地域性
(住民・場所の特長・自然環境・位置場所・土地柄・距離・交通手段)
🏳🌈生き物(=生物史)
(生息・活動・現在・過去・伝説・特長)
🏳🌈食と食文化
(生産地・生産者・経緯・特徴・味わい方・特産品)
🏳🌈産業
(個性=独自・目的・地元・有名・過去現在・盛衰・将来の展望)
🏳🌈建造物・家屋・調度品
(個性・歴史・伝説=由来・特徴・活用・価値)
🏳🌈飲食関連
(有名店・名物・特産品)
🏳🌈開催中のイベントの案内
🏳🌈ご当地(名物・特産物)
(近郊・エリア)出身の著名人や賢人の説明
🏳🌈近郊の景勝地やレジャー施設(遊び場)などの知識や情報
【大切な客人の、大切な心を、大切にし、もてなす】