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現況と真摯に向き合う-3.リスク

三現主義とにんげん力⇔リスクアセスメント

☑リスクアセスメントの実施

リスクアセスメントーイメージ図

実際のリスクアセスメントの例として、
前記のカフェでの体験を元に該当する
リスクアセスメント項目について
多方面から考えてみることにします。

☑リスクアセスメントの例

全記事内-ホ)カフェでの体験

そのカフェはテ―ブル数が10卓、
客席数が30程度の小型のお店で、
客席の七割程度にお客様がおられました。

まだ新人と思われる、化粧気のない
一人のウエイトレスがレジの中に
無表情で腰掛け客席に目線=視線を
殆ど向けない状態でつまらなそうな
顔をしてレジの椅子に座っていました。

コーヒーを頼みましたが、笑顔は勿論、
「はい」の返事や「かしこまりました」
「お待たせしました」の言葉も無く、
ただ無表情で運ぶだけの方でした。

他のテーブルを見ると、お水のない席や
飲み終わった飲物がそのまま放置され、
とてもサービス業をしているとは
言い難いウエイトレスの状態でした。

出る時に聞いたところ、そのスタッフは
アルバイトで働いているとのことでした。

【リスク単元項目と想定される原因】

Ⅰ.三現主義の三つの要素

 “現場”“現物”“現実”別の場合

A.内部環境システムのリスク
 (組織=部署の内部)

 1. 各採用システムの不備
 2. 採用する者の人選(適切か否か)
 3. 採用時の各基準の明確化
 4. 採用される者の各職務の適正診断と方法

B. 労務・人事関連のリスク

 5. 勤務時のルールとその説明
  (勤務時間関連・身嗜みなど)
 6. 現場責任者の管理監督スキル
 7. 採用者の研修と自覚度チェック
  (取組意識・役割認識)
 8. 採用者の研修その習得度チェック
  (実務ロールプレイ)
 9.採用者のО・J・Т
  (経験者・未経験者別)内容と方法
   採用される者のО・J・Тのサポート
  (誰が行い、どの様に確認するか)
 10.実務ステップアップの内容とその考課
 11. 顧客目線での職場認識
   (モニタリングに因る気付き)
 12.ミーティングなどでの意見交換

C.業務リスク
(業務プロセス)
 12.職場のルール
 13.職務心得
 14.実務ルール(対象者別のマニュアル)
 15.実務テキスト(実務上の意識と心の解説・手引き)

◇まとめ
上記1~15を次の①~⑬に当て嵌める。
 ①単元名
 ②想定される原因
 ③原因の分析
 
 ④解決策
 ⑤実施案
 ⑥実施者

 ⑦着手時期
 ⑧途中点検時期
 ⑨終了時期

 ⑩進捗表
 ⑪予想される結果と成果
 ⑫重視度
 ⑬優先順位

Ⅱ.にんげん力による場合

採用≒現場側、採用される者に関して
以下のア~カ記、にんげん力で診断する。
診断結果を上記①~⑬に当て嵌める。
 
 ア)人元力
[採用≒現場側・採用される者]
 の各能力有無と課題目標
 イ)人原力
[採用≒現場側・採用される者]
 の各能力有無と課題目標
 ウ)人源力
[採用≒現場側]
 の各能力有無と課題目標
 エ)人眼力
[採用≒現場側・採用される者]
 の各能力有無と課題目標
 オ)人現力
[採用≒現場側・採用される者]
 の各能力有無と課題目標
 カ)人言力
[採用≒現場側・採用される者]
 の各能力有無と課題目標

📄リスクアセスメントシートを作る

最初は少し手間がかかります。
組立てる際、Excelでチャートや
マインドマップを活用すると
比較的解り易いと思います。

リスクアセスメントシートーイメージ図


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