6時55分発の東京BRTに乗り、池袋の映画館に向かった。上野・東京方面の山手線に乗るつもりが、品川・渋谷方面に乗ってしまった。
今日は平日だ。浜松町までの地獄の混雑を抜けると、座ることができ、逆にラッキーだったのかもしれない。
ワクワクしてあまり眠れなかった。
昨日の復習をしておこう。
物理の話
まずは物理の話だ。
電子を用いた化学反応と原子核を用いた核分裂は全く違うものだ。
各状態には、エネルギーがあり、状態変化により、熱が発生する。つまり、状態の遷移により、エネルギーが変化して、その前後のエネルギー差によって、爆発力が生まれる。
そうだ、京極夏彦の最新刊をもう一度、読んでみよう。仁科教授は出てくるのだろうか?
1945年の7月に原爆の実験に成功し、その翌月に広島、長崎が起こるなんて信じられない。
オッペンハイマーは日本に来たことがあるが、広島・長崎には来なかったようだ。堂々と訪問すればいい、という声もありそうだが、自分が同じ立場なら、広島・長崎には訪問できないだろう。なぜならば、オッペンハイマーが原爆を作らなかったとしても、他の誰かが作るはずで、オッペンハイマーは時代の流れに翻弄されただけだ、という論理は成り立つかもしれないが、感情は論理を乗り越えられない。
ダイナマイトは、電子の爆弾で、原爆は原子核の爆弾、特に核分裂の爆弾だと言っていいだろう。
ウランに中性子をぶつけると、バリウムとクリプトンと中性子が3つできる。その3つの中性子がさらにウランにぶつかり、指数関数的に核分裂が進むはずだ。
原爆の原は、何の意味なんだろうか?
そうか、原子爆弾の略が原爆だから、原は、原子に由来するのは当然だ。既に知っている知識から解ける問題だ。
今新宿駅だ。07時36分。
昨日の映像の世紀オッペンハイマー編、YouTubeでは、ハイゼルベルク、ローレンツ、マックスプランク、ニールスボーアなどの名前が出てきた。
マンハッタン計画では、ローレンツがウラン濃縮を、オッペンハイマーが核分裂爆弾の製造を行なっていた。ロスアラモス研究所では、様々な看板で、他言無用、他言禁止のメッセージが表示されていた。まるで三体の面壁者のようだ。
無事にグランドシネマサンシャイン池袋に着いた。8時20分からの上映に間に合った。
以上