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『しかのこのこのここしたんたん』の評価・感想 

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ごきげんよう、アニメが好きな同志諸君!
東雲あかりだゾ!

今回は2024年夏アニメの『しかのこのこのここしたんたん』の評価、感想を書いたよ!

まだ見ていない同志は是非参考にしてね!





評価の見方

評価は原則作品単位で行うよ。
(1期、2期などで区別しない。ただし、作品の性質が前期と異なるとき、評価が大きく異なる場合、その他評価を分ける必要があると判断するときはこの限りではない。)

点数はあたしが映像作品を見る時に注目する、脚本演出、(映像)技術音楽(劇伴)の4点を中心に評価するよ!最大は★5つ。

  • ★(39点以下)
    惜しい点があった作品。

  • ★★(40~59点)
    見ていられる作品。気になっているなら数話見て判断しよう。

  • ★★★(60~79点)
    おすすめ出来る作品。気になっているのなら見て欲しい作品。

  • ★★★★(80~94点)
    死ぬまでに見て欲しい名作。通常評価では事実上の最高得点

  • ★★★★★(95~100点)
    あたしにとって映像史の1ページだと思っている最高傑作。

詳しい評価基準についてはこの記事を確認してね~


TOPVIEW版では無料で読める総評の要約を書いているゾ!


評価

点数:★★

総評:オープニングの面白さが、期待を"上げ過ぎた"感

最初期は、放送開始前に公開したオープニングの一部が爆発的人気を生み、世界中でミーム化するという物凄いロケットスタートで今期の主導権を握ったよね。
特に、タイトルをリズミカルに連呼するだけの単純なイントロは、非常に耳に残り長いタイトルを確実に覚えられるから、宣伝効果としてはかなり有用だったよね。

しかし、本編はと言うと……う~んw
笑える面白さはあったけど、趣深いとかそういた面白さに関しては全くなかったね~w
脚本の章でも解説はするけど、この作品はあくまでもギャグを楽しむ作品で、意味や意義を考えるような作品ではないわけだからそれを踏まえて上で楽しめるかどうかって感じだよね。
個人的には、わかりやすいパロディーが多めで楽しめたかなぁ~
一方でメタ発言を多用した表現は、少量であれば面白いけど、この作品では多用しすぎて白けてしまう場面も多々あり、そこが残念ポイントかな~

演出技術に関しては、ギャグの面白さを際立たせるために様々な趣向が凝らされていたよね。
特に無駄に画質の良い3D鹿は面白かったねwww


各チェックポイントごとの評価

脚本

この作品の内容は、荒唐無稽でそこに意味があるわけじゃないんだよね。
BL作品のことを「やおい」と言うけれども、この「やおい」とは「やまなし、オチなし、意味なし」の頭文字なんだよね。
物語が盛り上がる山場がなければ、最後にオチがあるわけでもなく、意味もない作品という意味なんだよね。
この作品が上記の意味での”やおい”である……とまでは言わないけれども、それに近い感じではあったんじゃないかなぁ~と感じたよね。
だから、物語上の意味であるとか人間ドラマとかを作品に求めている層にとっては苦痛かもしれないよね。
といっても、そんなことはPVなどからギャグアニメであることは明らかで視聴前から分かっていたはずだから、この作品に意味とか理屈を求めるのはかなり筋違いも甚だしいと思うけどね。

もし、苦言を呈す部分があるとするならば、それはメタ発言が多かった点をなんじゃないかなーとは思うね。
面白いことを重視するのはいいんだけど、その質というか内容に関するツメが甘いよなぁーとは思うけどね。
メタ発言というのは面白くはなるけど、劇薬と同じで、多用すると視聴者は客観的な立場になってしまい、むしろ白けてしまうという諸刃の剣なんだよね。この作品では原作との兼ね合いや物語上の時間の流れやお約束をナレーションを使って丁寧に解説しているけど、自分でやってるネタを自分で解説するほど悲しくなるものはないからね。そういうのは、サッとやって分かる人がクスッと笑うのが粋ってものだと思うけどねぇwww

演出

演出面は、面白く見せるための趣向が凝らされていたね。
往年の名作アニメや映画のパロディーをふんだんに取り入れ、面白くしていたよね。
これは本編に留まらず、Twitter(現X)でも様々なネットミームを取り入れたイラストなんかを公開していたよね。
これは演出というよりはマーケティングとかの話にはなるけど、この作品は基本的に話題になることを重視しているようで、作品以外の部分でも話題作りに余念がないね。
また、カラオケ映像のようなシーンが各回にあったのも印象的だったね。

ギャグアニメとして「面白く見せる」という工夫はされていたんじゃないかなぁ~。

映像技術

目に余るような作画崩壊はそれほどなく、基本的には安定していたかな。
とはいってもそこはあまり重視していないんだけどね。

この作品の技術面で特筆すべきは、3Dで作られたリアルなシカだよねwww
リアルさがありつつも3Dで作られたヌメっとした感じも共存したシカは中々インパクトが強いよねwww
しかも作中に大量発生しているんだから面白いw
モデル自体はオスメスと夏仕様や小鹿などのパターンを用意して、それを複数配置しているんだろうけど、制作した時のパソコン……よりも性能がいいワークステーションであっても処理が重そう……w
っというか複数パターン用意するのも大変だわなwww
あと、体の毛並みとかの素材はどうやって揃えたのか……。まさか、鹿一体をそのままスキャンしたのかね?www

キャラクターなどの2Dの方も適宜、等身が縮むデフォルメがされたり、状況やキャラクターの持つ雰囲気によってデザインを変えたりするなど、状況に応じて様々な表現をしていたよね。
のこたんの作画を変えることで得体のしれない人物感も表現できているし、マタギのおじさんの作画を劇画っぽくすることで異質感が出ているよね!

このキャラのデザインを変える手法はアニメだからこそできる表現技法なのに、一部の人はこのような意図して作画を変えていることが分からずに「作画が違う!作画崩壊だ!」と糾弾している人が居て非常に嘆かわしい限り。
難しい表現を分からないというならまだしも、このような明らかな意図が分からないようだと、アニメを……というより映像作品を見るセンスやリテラシーがあまりにも欠如していると言わざるを得ないんだよね。
「作画は何があっても変えてはならない」の言う信条があって批判するというならまだわかるけど……(だとしても、純粋な崩壊ではなく演出としての変更も認めないは、あまりにも凝り固まった考え方ではあるけど。)

音楽

シカを連呼していたりと、ネタとして面白い劇伴が多かったねwww
あと、最終回でせんとくんとのプロレス対決のシーンで有名な曲が使われていたよねwww
……タイトルなんだったかな。(配信されたら確認します……。)


最後に

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