1年間考えて分かった個人投資家がすぐに死ぬ理由とその根本的な解決方法
BBBです。
個人投資家は8割は負けるとよく言われています。
これは短期投資なのか、長期投資なのかにもよると思いますが、短期投資の観点で言うと、私の個人的な感覚としてもそうだろうなという数値です。
なぜこんなに多くの人が負けてしまうんでしょうか?
端的に負ける理由を書くと、
「痛みを避けようとする人間の生物としての本能のせい」
です。
生物学的な性質が影響しています。
この生物としての性(さが)をいかに克服して投資で成功するのかについて
ネット記事などでよく見かけるのが、
「市場や価格変動に対する深い洞察と、自分を律するトレードに最適化された強い心を持つこと」
といった精神論です。
確かにその通りだと思います。
ですが、そんなことを言われてすぐに脳みそを切り替えて実践できる人はそうそういません。
特に初心者の人ほど、そんなつまらない話が利益に直結する内容だとは思いません。
いくら心構えやリスク管理が大事だと声高に叫んだところで、ほとんどの人は聞いちゃいないのです。
多種多様なストラテジーや、便利なトレーディング環境があったところで、
(もちろんこれはこれでとても重要なのですが)
イコール稼ぐことができるとはならないんです。
これで継続的に稼ぐことができるのは残念ながら一部の人に限られてしまいます。
前置きが長くなりましたが、本日は個人投資家がすぐに死ぬ理由を1年間考えて得た真の理由と投資で成功するために具体的に何をすればいいのかについて書いていきます。
なぜ大きな損失を出してしまう?
大きな損失を出してしまう理由は大きく2つあります。
①適切な損切ができないため
損切が出来ずにずるずると塩漬けにしてしまったり、
利確に対して損切が遅すぎるために損失を膨らませてしまうパターンです。
②損失を出す取引を繰り返してしまうため
そもそも取引手法が相場にマッチしておらず、取引を行うことでじわじわと資産を減らしてしまうパターンです。
すぐに間違いに気が付けばよいのですが、気づいたときには手遅れになっていることが多くあるように思います。
うるせーな。んなことわかってんだよ。
という声が聞こえてきそうです。
ではなぜわかっているのに適切な行動ができないんでしょうか?
わかっているけどできないのはなぜ?
①適切な損切ができないため の例だと
自分の今までの成績や、今までの結果がなくてもどれぐらいで利確しているのかの目安から損切幅がどれぐらいになってしまうと致命傷になるのかはわかるはずです。
たとえば勝率60%で平均利確幅が+1%を取っている人が、-3%の含み損を抱えてしまったらその時点で取引に失敗していることは感覚的にわかると思います。
自分の勝率と平均利確幅がわかっていれば、そもそも-3%の含み損を抱えること自体が論理的にはあり得ません。
(実際にはそもそもこういった自分の数値がわかっていない人がほとんどだと思います。)
それはわかっているけど「今回は違うかもしれない」と思ってポジションを持ち続けてしまった。
という人も多いかもしれません。
②損失を出す取引を繰り返してしまうため の例でも同じです。
以前上手くいっていた手法が上手くいかなくなることはままあることですが、上手く機能しなくなった瞬間にそのことを判断するのはほぼ不可能です。
しばらく経ってから「もしかしたらダメかも?」と気が付くわけですが、
過去の成功体験や、他の人の意見に引きずられてそのままの行動を続けてしまいます。
自分が間違っていたことを認めるよりも、今回は上手くいかなかったけど次は上手くいくはずという願望に縋り付くほうが精神的に楽です。
わかっているけどできないんです。
なぜなら、損失を過小評価したり、自分は上手くいくというバイアスを持つのは人間という生物の持つ基本的な性質であるためです。
データを見て考えろ
トレードに最適化された非人間的な人間になるように訓練するのは容易なことではありません。
個人的には、生物学、心理学、行動経済学、禅などを体系的に学び、ヒトを理解することがトレーダーに成るために効果を発揮し、トレード戦略立案にも効果を発揮する1つの道だと考えていますが、こんなことをやりたい人はほとんどいないと思います。
そこで私がたどり着いた本質的な解決策が「データを見て考えること」です。
自分のトレードの勝率やリスクリワードをすぐに言えますか?
勝ちトレードと負けトレードを分けて分析していますか?
相場がどう動いたら死にますか?
死なないためにどんな対策を取っていますか?
トレード手法が機能しなくなったと判断するための基準はありますか?
トレードの自信度と損益は比例していますか?
自分の退場確率はわかりますか?
データがあり、その分析結果があれば、
①トレード全体を俯瞰し自分の課題を発見することができます。
②事前の予測と比較しながら、定量的に判断して改善点を見出すことができます。
③数字で示されるデータ分析結果は客観的な情報であり、バイアスが入り込みにくくなります。
これが、データ分析を行うことが本質的な解決策になると考える理由です。
こういった情報がすべてあらかじめわかっていれば、
わかっているけどできない、ということはなくなります。
なくなりはしないかもしれませんが、少なくとも減るとは思います。
具体的にどうすればいいの?
ではどうすればいいのでしょうか?
データ分析とその活用のためには、
必要なデータの収集
→分析できる形への整備
→適切な形でのデータ分析
→データ分析結果を判断する
という4つのステップが必要です。
どうでしょう。
「なるほど、じゃあさっそくやってみよう」となる人は少ないと思います。
そこでオススメするのが、
トレード支援&データ分析プラットフォーム「erizo」
です。
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乞うご期待ください。
BBBでした。