【随筆】パーティーナイト

今朝郵便受けにお隣の娘さんからお手紙が入っていた。

「こんばん18歳のバースデーパーティーを催します。
音楽とか話し声とかフェンス越しに聞こえるかもしれません。
翌朝1時には終了する予定です。」

とのことだ。

夜7時くらいから音楽の音が聴こえ始めた。
そして10時を回った頃からパーティーは佳境に入っているらしい。
女性の甲高い声キャーキャーする音、そして割れんばかりのダンス音楽が流れている。

オーストラリアでは18歳と21歳のバースデーを盛大に祝う。18歳からお酒が飲めるので当然お酒も振る舞われる。愚息の18歳のパーティーは彼と同じ誕生日の友達の家で一緒に祝ってもらったのだが、そのパーティーには約80名の友人たちが集まった。親は原則招かれざる客なのだが、食べ物を届けに行くという体でパーティー会場に入り込んだ。若者たちの熱気とフルボリュームの音楽に中に入るのをためらった。すると入り口のところに愚息の友人の一人が佇んでいるので理由を尋ねると、この手のパーティーには見ず知らずの若者たちがふらりとやってきて、ただ酒を飲んで帰るということがよくあるから、中に入る人をチェックしているという。現に5、6人の見ず知らずの女の子たちが混じり込んでいたそうだ。隣の家ではそんなことが起こっていないといいのだが。

隣人家族はエレガントを絵で描いたような家族で、娘たちはいつも決まって清楚系ファッションに身を包んで本を片手に歩いている、真面目なティーンエージャーの印象を持っていたのだが、漏れ聞こえてくる今晩のパーティーの様子だと、ごくごく普通のパーティー好きな18歳の女性に成長したようだ。

騒音トラブルを防ぐために騒音は夜12時までと定められている。特別な日だから、今日は1時まで賑やかにしていてもお咎めなしとしておこう。

エリーちゃん18歳のお誕生日本当におめでとう！