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【昭和】あだ名

今の時代は、学校でも子どもたちを呼ぶときには、「〜さん」と呼んでいると聞いた。時代は変わったなーと思う。

私が子供の頃、と言っても高校生になるくらいまで、生徒が先生に、先生が生徒に、そして生徒間でも結構えげつないあだ名をつけて、その名で呼んだりしていた。

口の大きな女性の先生には「くちこ」というあだ名がついて、正直、私はその先生の本名を全く覚えていない。

私は実家が商売をしていたので、その屋号で呼ばれることがすごく多かった。そしてそれが本当に嫌だった。

東京に行ってからは、学生寮にいたため、時折両親が送ってくれる荷物に必ず入っていた、新潟名物の「柿の種」それから「笹団子」なんてあだ名で呼ばれていたこともあった。それも好んではいなかったが、

「そんな風に呼ばないで!」

なんてわざわざ言うのも、なんだかカッコ悪いと思って我慢した。

小学生くらいの子どもを「〜さん」なんて呼ぶのは、なんとなくこそばがゆい気もするが、確かに変なあだ名をつけられて、嫌な思いをされるよりは10倍はマシだろう。

時代は変わったなー。

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