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日本テレビ系日曜ドラマ『フランケンシュタインの恋』~感想

2017年の4月~6月まで放映されたこのドラマは、『フラ恋』という別名でも親しまれた。

綾野剛君演じる怪物が主人公の、ちょっとコメディータッチなラブストーリー。
120年前に医学博士の深志研太郎(ふかしけんたろう)によって不死不老の命を与えられた怪物が、大学で細菌の研究をしている、二階堂ふみさん演じる、津軽継実(つがるつぐみ)との出会いをきっかけに、これまで一人で暮らしていた森を離れ、人間社会での生活をスタートさせる。森の中でラジオを聴きながら人間社会のことを学んでいた怪物ではあったが、たくさんの人と出会うことで、人間関係に悩みながらも、津軽を愛することを軸に、人間の世界で生きる道を見出していく。

ストーリーは、ジョニー・デップとウィノナ・ライダーが主役を演じた、ハリウッド映画「エドワードシザーハンズ」にかなり似たストーリー。怪物と純粋なリケジョが時空を越えて恋に落ちる。

制作されたのはこちらが後になるのだが、二階堂ふみさんの出演した人気ドラマ「Eye Love You」の役柄と、かなり似ているキャラクターだったので、「フラ恋」での演技が評価されて、この役に抜擢されたのかもしれないと思った。私的には二階堂ふみさんはNHK大河ドラマ「西郷どん」で演じた愛加那という役が、あまりにもフィットしすぎて、「芯の強い南国の女」のイメージが払拭できていない。だから、なんとなくしっくりこない感は否めなかった。

綾野剛くんはその演技力が高く評価されている役者さんではあるものの、ガーシーに私生活を暴露された、あの一件の後にこの番組を視聴したので、ピュアに、そして一途に津軽を愛するというキャラクター設定が、なんとも嘘っぽく見えてしまったので、あの一件の前に視聴したかったと思ってしまった。

私の推しである柳楽優弥くんは、津軽の先輩で、彼もまた、彼女の恋をしているという設定。怪物を津軽から引き離そうと、いろいろ小細工を仕掛けるのだが、怪物を嫌いにもなれないという役柄を、さらっとカッコよく演じていた。

あくまでも個人的な意見ですが、ストーリーは面白いけど、配役にもう一工夫欲しかったかなという作品でした。




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