9/23は魔女達の感謝祭★Witchs thanks giving day★秋分節を祝う祭壇の作り方
魔女達の感謝祭とは
✤キリスト教の繁栄と共に忘れ去られた古き神々の宴
古代ギリシャやローマ、ケルト、北欧など古代ヨーロッパでは、一年の節目毎に祭壇を作り神々や精霊たちに感謝の祈りを捧げていました。しかし、その多くはキリスト教の繁栄とともに邪教として排除され、信仰の表舞台から姿を消してしまいました。
この記事では、古代ヨーロッパの神話や伝承をもとに祭壇の作り方や儀式の手順を紹介しています。ぜひ、玄関やリビングに季節のインテリアとして作ってみてください。自室や職場にシンボルを置いて、自分だけの祭壇をこっそり作ってみるのもわくわくします。
めぐる季節の息吹と呼吸をあわせ、人間も自然の一部であり対立するものではないと、大地の温もりを思い出すきっかけになれば幸いです。
✤1年に3度ある収穫祭のひとつ
秋の収穫祭は8月から10月の間、毎月行われます。それぞれ、8/1が第1収穫祭ルーナサ、9/20前後の秋分が第2収穫祭メイボン、10/31が第3収穫祭サウィン。
なかでも3番目のサウィンは、ハロウィーンのお祭りとして数年前から日本でも定着しています。
✤陰陽のバランスが拮抗する聖なる時間
今回ご紹介するメイボンは秋分節にあたり、昼夜の時間が拮抗することから特に神聖な日と位置づけられています。
太陽と月、外の世界と内なる世界のバランスが整うこの日に、普段は影に隠れている心の声に耳を傾け、自己矛盾の鎖を断ち「心身のバランスの取れた完全な自分」を目指す誓いの日とも考えられていました。
秋分の象徴と祭壇の作り方
◎秋分を象徴するもの◎
全体テーマ:平等、均衡、調和、収穫、豊穣、生と死
シンボル:頭蓋骨、豊穣の角、どんぐり、松ぼっくり、ブドウの木、紅葉、瓜、ツタ
エレメント:水
色:暗紅色、暗紫色、深紅、金色、赤みがかったオレンジ色、チョコレートブラウン、藍色
天然石:カーネリアン、タイガーアイ、オレンジカルサイト、トパーズ、琥珀、黄水晶、水晶、ラピスラズリ
植物:アイビー、ツタ、ブドウの葉、マリーゴールド、ゴボウ、オーク、西洋ナナカマド
ハーブ:シナモン、クローブ、サフラン、セージ、ホップ
イノセンス:没薬(ミルラ)、乳香(フランキンセンス/オリバナム)、藿香(パッチョリ)、安息香
食物:リンゴ、ブドウ、ザクロ、ベリー類、麦、ジャガイモ、トウモロコシ、ナッツ類、ワイン、シードル、ビール
祀神:[ギリシャ]大地の女神ガイヤ、[ギリシャ]農耕の女神デーメテール、[ギリシャ]酒の神ディオニュソス、[ケルト]太陽神メイボン・アプ・モドロン、[エジプト]太陽神ラーの娘/秩序の女神マアト
◎お祈りの手順◎
秋分のシンボルとなる植物や食物、天然石などを木製のテーブルやトレーの上に飾り付けましょう。
上記以外に、シンボルカラーのロウソクと月桂樹の葉、バーニングポット(灰皿で代用可)を用意します。
儀式の参加者に月桂樹の葉を2枚ずつ配りましょう。
1枚目の葉には、春分節からの半年の間に成功したことや手に入れたスキルや資格など、自身の成長した結果を書き込みます。
2枚目の葉には、これから春分までに達成したい目標や希望を書き込みましょう。ここでアファメーショーンの構文を活用してみるのも効果的です。
ロウソクと火を灯し、バーニングポットでハーブや香料を燃やします。炭団(香炉用の小さな炭)があれば、火起こしした炭団をバーニングポットに入れ、その上にハーブや香料を乗せても。空間浄化作用があるといわれるセージの煙で雰囲気を盛り上げましょう。
祭壇に飾ったお酒や食べ物を参加者と分かち合い、1枚目の葉に書いた各人の成長を祝いましょう。秋分の収穫は、大地の恵みだけではなく人々の努力の果実も含まれているのです。
読み上げた1枚目の葉は、セージや乳香などと一緒にバーニングポットに入れて燃やします。
2枚目の葉は他人に見せる必要はありません。手帳や財布に入れて持ち歩いたり、自室の毎日見る場所に置いたりして、目にするたびに心の中で目標を唱えて過ごします。
お祝いの席が終わったら、バーニングポットに残った灰は庭や鉢植えの土に埋めます。埋める場所がない場合は、地域のルールに従って処分しましょう。
残ったオブジェは、カボチャなど新たなシンボルを加えれば、サウィン(ハロウィーン)の祭壇に早変わり。秋の終わりまで飾って愉しむことができます。
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魔女の祭壇シリーズ第1弾は、古代ギリシャの豊穣の女神デーメテールを祀る祭壇になります。デーメテールを表すシンボルは『麦の穂』。ご神体として、国産麦のきれいなドライフラワーをご用意致しました。
玄関やリビングの横などにディスプレイしてSNSに写真をアップしたり、家族と上半期に頑張ったことやこれから叶えたいことを月桂樹の葉に書き込んで互いの成長を祝ったり。楽しみ方は人それぞれ。秋の夜長に豊穣の宴を愉しみましょう。
✤デーメーテールの祭壇セットに入っているものはこちら↓↓↓
赤い蝋燭……2本
月桂樹の葉……4枚
麦の穂(ドライフラワー)……1束(12本)
ブラックベリー(ドライフラワー)……1-2本
松ぼっくりやどんぐりなど木の実(アソート)……12個
シナモンスティック……2本
クローブ……12個
天然石スカル約20㎜サイズ(ジャスパーorアゲート )……1個
水晶ジオード(モロッコ・チワワ州産)……1ペア
クラッシュクォーツ10~25㎜(シトリン・ファントムクオーツ*)……3個
ホワイトセージワンド(米国カルフォルニア州産)……1本
乳香(フランキンセンス)……1回分
炭団(香炉用炭)……1個
*ファントムクオーツ(幽霊水晶)……一度成長の止まった水晶が再び成長をはじめることで、山形の模様が浮かび上がった変わり水晶。再起、再成長、七転び八起きなどを表す縁起のよい石です。今回は秋分カラーにちなんで黄水晶、シトリンファントムをお入れしました。
シトリンはアイデアやひらめきをサポートする石といわれています。祭壇解体後は、お仕事や創作活動の御守りとして職場に飾ったり持ち歩いても。手の平で転がしながらアイデアを練ってみるのも良いかも知れませんね。
キャンドルスタンドやバーニングポットはご家庭でご用意ください。お好みでリンゴやブドウ、ツタの葉、道で拾った紅葉などを加えて、あなただけの祭壇を作ってください♪
10月には第3の収穫祭サウィン/ハロウィーンの祭壇キットを公開予定です。どうぞ、お楽しみに。