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2024/11/13開催「渋谷をつなげる30人」第9期 Day2レポート

Day2の位置付け・目的

Day2は、「つなげる30人」プロジェクトの中で、Day1で築かれた信頼関係や対話の基盤を活かしながら、参加者それぞれが渋谷の街で「チャレンジしたいこと」を共有し、共通するテーマをもとに複数のグループを形成することを主な目的としています。特に「自由で安心な場」を重視し、個々のアイデアや感性を尊重することで、新たなつながりや可能性を引き出します。

特に以下のポイントを重視し、セッションを設計、運営をしました。

  1. 個人の思いやアイデアの共有
    各自が渋谷の未来を見据えてチャレンジしたいテーマをプレゼンし、互いの思いやアイデアを共有する。

  2. テーマグループの形成
    複数の参加者が関心を共有できるテーマごとにグループを構成し、それぞれの思いを深く理解しあう。

  3. グループ内の信頼関係の構築とワクワクの醸成
    グループ内での対話や交流を通じて、メンバー間の信頼を深め、新たな挑戦への期待感や楽しさを共有する。

※Day1の様子は下記から御覧ください。

プログラムの流れ

13:00-13:15:本日のゴールに向けて(15分)
複数のテーマに基づくチームを結成し、相互理解と信頼関係を構築すること。
13:15-13:50:チェックイン(35分)
「つなげる30人」の場におけるチームビルディングのコンセプトの共有
各参加者が「自身が取り組みたいテーマ」を1分程度で発表
13:50-14:20:オープン・スペース・テクノロジー(30分)
参加者同士が自由な形式で、興味のあるテーマで対話を深めました。
14:20-14:40:チームビルディング 〜マグネットテーブル(20分)
再度、各参加者が紙に「本気で本音で取り組みたいテーマ」を書いてもらい、グループを結成しました。
14:55-16:55:チーム内対話/発表(120分)
各グループは、以下のプロセスを通じてテーマを深掘りしました:
原体験の共有(20分)
各メンバーが、そのテーマに関心を持つようになった背景やエピソードを語り合い、共感を深めました。
グループ結成のストーリー作り(20分)
グループがどのようにして集まり、テーマにたどり着いたのかを整理し、第三者に説明できる形にまとめました。
グループ名の決定(20分)
各自が提案した名前の中から、最もフィットする名称を選定。グループ名が確定すると、一体感がさらに高まりました。
アイデアのブレーンストーミングと投票(50分)
メンバー全員で地域を良くするためのアイデアを出し合い、投票で優先順位を決定しました。
16:55-17:15:チェックアウト(20分)
各グループで以下を共有
今日の感想
他メンバーへの感謝
17:15-17:20:アナウンス・事務連絡(5分)
次回Day3のスケジュール確認と宿題の共有

Day2の成果

Day2の大きな成果として、以下の4つの信頼関係を基盤とした多様なテーマグループが結成され、実践的で具体的なアイデアが創出された挙げられます。(この日、出てきたアイデアは飽くまでも現時点でのジャストアイデアであり、具体的な企画はDay3以降、練っていくことになります)

1.シブヤ発見部

渋谷の商店街の活性化や訪日外国人向けの観光促進を通じて、渋谷の魅力を広く発信することを目指しています。具体的な取り組みとして、ローカル観光ツアーの実施や、商店街との連携し空き店舗を有効活用などのアイデアが出ました。

2.しぶやこどもたんけん

子どもたちがさまざまな体験を通じて将来の夢や可能性を広げられる場を作ることを目的とし、職業体験イベントの開催子どもたちが「やってみたいこと」をヒアリングして体験内容に反映する活動、そして企業のイベントスペースを活用したスタンプラリーの企画などのアイデアが出ました。

3.シブヤのヒナン

渋谷の防災意識を高めることを目標とし、新国立劇場を会場にした防災イベントの開催や、防災に関するシンプルなステッカーの制作や、避難所を巡る避難所ウォーキングイベントなどのアイデアが生まれ、運動を楽しみながら防災意識を高めることを目指しています。

4.シブツナ

「渋谷からつながる」をテーマに掲げ、渋谷と地方の活性化を目指します。地方から渋谷に訪れる人々の利便性を高める「渋谷発行パスポート」の作成や、渋谷の新たな名物づくりや、地域の魅力を伝えるメディアの立ち上げというアイデアも生まれ、渋谷を起点とした広がりを創出することを目指しています。

セッション詳細レポート

1. チェックイン

冒頭で、テーマグループを構築する上で、参加者一人ひとりの「想い」や「価値観」を大切し、偶発性と直感を楽しむこと、ニューコンビネーション(新しい組み合わせ)を楽しんで欲しいことが強調されました。

また、テーマの掛け持ちや移動が自由で、個人の興味や状況に応じた活動が可能であり、かつ、30人全体で複数のテーマを共有し、分断されることなく一体感を保ちながら進めることを目指したいことも共有されました。

その上で宿題となっていた「つなげる30人で取り組みたいテーマや掲げたい課題」を参加者それぞれが発表するチェックインから始まりました。

2. オープン・スペース・テクノロジー
このセッションでは、参加者同士が「自分もそのテーマに関心がある」「その課題は私の現場でも重要」と共感しながら自由に興味のある人と対話を重ねながら新しい視点やアイデアを生み出しました。

3. マグネットテーブル
各参加者が改めて「本音で取り組みたいテーマ」を紙に書いて掲示し、共感するメンバー同士で自然にグループを形成し、上述の4つのテーマグループができました。

4. グループ内対話と発表

結成された各グループでは、テーマを深掘りするための対話が行われました。まず、メンバーがそれぞれの「原体験」を語るところから始まり、その後、結成ストーリーの整理、グループ名のブレーンストーミング、そしてジャストアイデアとしての具体的なアイデア出しが進められ、最後全体に共有され、Day2はクロージングしました。

その後、各グループでSNSグループを作成し、次回のDay3に向けた連携を整えました。グループを横断したSNSグループもみられ、チームを超えた全体で信頼関係ができているのが印象的です。


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