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新潟県三条市の鍛冶道場でダマスカス模様のペーパーナイフ作りを体験
地域おこし協力隊の松岡です。
様々な包丁を見にしていると、美しい波の模様や、銀河系のような模様はいったいどうやって作ってるんだろうと疑問に思っておりました。
そんな中、限定6名のダマスカス模様のナイフ作りがあることを知り応募。見事当選し11月12日に体験いたしました。
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ミルフィーユ状に加工された16層の積層材を加工するのです。
1 まずどのような完成形にするか図案を書きます。
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2 積層材に傷をつけます。完成は予定通りに模様が出ないのが常。
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3 火に入れて形状を作ります。これが鍛錬。自分の力具合、叩く箇所で形が変わる。熱いうちじゃないと形状が変形しません。ここできっちり形を整えます。「鉄は熱いうちに叩け」とはよく言ったものです。
4 研磨作業をします。研磨は地味でとても大変。しかし形を決める重要な工程。形状を整え、理想としてる形に近づけます。研磨は荒い目から徐々に細かい目にする。
5 砥の粉を塗って焼き付けします。水につけるタイミングが重要。磁石がつかなくなった瞬間に「ジュッ」と入れます。
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昼休憩をしながら、先生たちと雑談。
今日の先生は、日野浦刃物工房の日野浦睦先生、近藤製作所の近藤孝彦先生、白井産業の白井先生に教えていただきました。
鍛冶業界の事、世界進出の事、これからの鍛冶について色々教えていただきました。
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ブラストした後に、仕上げに向けての研磨です。鍛冶の職人は研磨の職人なのではないかと思うほど研磨工程が多いです。
研磨してもしても、模様は出てきません。
先生に手伝ってもらいながら、一番最後の工程で、ふわっと模様が出ます。
感動です。
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作業後は参加した皆さんの作品を見ながら座談会。各々の個性が出てすごくいいですね。
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年に1回のイベント、ステージが上がると鍛造機を使った包丁作りも体験ができます。
参加した方は将来、ものづくり工房が付随するシェアハウスをやってみたいとか、家業はあるが鍛冶の世界に行ってみたいとか、単なる体験だけではなく、将来を見据えた方がいらっしゃいました。
鍛冶職人の団体では、将来鍛冶職人を育てる学校の設立を考えているそうです。
移住定住を支援する身として、是非力になりたいです。
良き体験でした!
他にも様々な体験があるので是非三条市にお越しください。
鍛冶道場
サンクチュアリ株式会社
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