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圧倒的な表現力で曲を支える!IK Multimedia MODO BASS徹底レビュー
DTMで楽曲制作を楽しんでいる皆さん、ベース音源選びで迷っていませんか?今回は、多彩な表現力とカスタマイズ性で注目を集めるIK Multimedia MODO BASSをご紹介します。
この記事を読めば、MODO BASSの特徴を理解し、自身の楽曲制作で活用したくなること間違いなしです。
MODO BASSとは?
MODO BASSは、IK Multimediaが開発したフィジカル・モデリング技術を採用したベース音源です。
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従来のサンプルベース音源とは異なり、楽器の物理的な特性をモデリングして音を生成します。これにより、リアルな演奏表現と高度なカスタマイズ性を実現しています。
フィジカル・モデリング音源の魅力
フィジカル・モデリング音源とは、楽器の物理的な動作や振る舞いを数理モデルで再現する技術です。
サンプル音源が実際の録音を再生するのに対し、フィジカル・モデリングは楽器そのものをシミュレートします。これにより、演奏者のニュアンスや表現力を細部まで反映できるのが特徴です。
多彩なベースモデルと演奏スタイル
豊富なベースモデル
MODO BASSには、ベースの主要モデル14種類が収録されています。
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ジャズベースやプレシジョンベース、モダンな5弦ベースなど、多岐にわたるラインナップです。これにより、ロック、ジャズ、ポップス、ファンクなど、あらゆるジャンルに対応可能です。
演奏スタイルの選択
各ベースモデルに対して、指弾き、スラップ、ピック弾きの演奏スタイルを選べます。
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それぞれのベースモデルに対して、指弾き、スラップ、ピック弾きといった演奏スタイルを選択できるため、音色のバリエーションにおいて他のベース音源を圧倒しています。
これほど豊富な選択肢が揃っているため、どんな音楽ジャンルにも柔軟に対応できる点が大きな強みです。
豊富なアーティキュレーション
MODO BASSは、ベース特有の奏法や表現を細かく再現できます。
スライド、ハンマリング、プリング、ミュートなど、多彩なアーティキュレーションを駆使して、よりリアルなベースラインを作成できます。
カスタマイズ性の高さ
自分だけのベースをデザイン
MODO BASSの大きな魅力の一つが、ベースの細部までカスタマイズできる点です。
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ベース弦の種類やコンディション、ピックアップの配置、弦高、ピッキングの位置など、細かい設定が可能です。これにより、自分だけのオリジナルサウンドを作り上げることができます。
カスタマイズのポイント
ピックアップ設定:ピックアップの種類や位置を変更することで、音色のキャラクターを大きく変えることができます。
弦のコンディション:新品の弦から古い弦まで、弦の状態を設定できます。これにより、明るい音からダークな音まで表現可能です。
奏法の設定:ピッキングの位置や強さ、ミュートの度合いなどを調整できます。演奏者のクセやニュアンスまで再現できます。
音色に大きな影響を与えるのは、主にピックアップ周りです。他のカスタマイズ項目に関しては、倍音に多少の変化がある程度。
そのため、MODO BASSのカスタマイズ機能はあまり細かく気にする必要はないでしょう。基本的には、プリセットのままでも十分です。
実際、私もベースの基本モデルを選択し、4弦か5弦、ドロップDチューニング、ピックアップ周りの多少のカスタマイズを行う程度です。
内部完結の音作りが可能
Amp/FXセクション
MODO BASSには、AmpliTube Custom Shopから厳選されたアンプとエフェクターが搭載されています。これらを活用することで、MODO BASS内で完結した音作りが可能です。
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アンプは2種類のみですが、それぞれ個性的なサウンドを持ち、エフェクターも必要十分なラインナップです。
音作りのポイント
アンプとD.I.のミックス:アンプで音を太くしつつ、D.I.サウンドを混ぜることでクリアさと芯を保つことができます。
エフェクターの活用:コンプレッサーやイコライザー、ディストーションなどを使って、サウンドをさらに磨き上げることができます。
シンプルな操作性:エフェクトのパラメータはシンプルで直感的に操作できるため、初心者でも手軽に音作りを楽しめます。
多くの方は、このセクションを「オマケ」程度に捉えているかもしれません。実際、私自身も使う前はそのような印象を持っていました。
確かに、収録されているアンプは2種類しかなく、マイキングの調整もできません。さらに、エフェクターも必要最低限しか収録されておらず、全体的に効きがシンプルで、物足りなさを感じることもあるかもしれません。
しかし、このシンプルさが逆に扱いやすく、思いのほか効果的に音作りができます。
IK MODO BASS の音作り。DI音だけ出力して外部のアンプシミュで音を作っても、なんだかんだMODO BASS 内部のアンプ部に行き着いてここで完結してしまう。おまけ程度に思われがちだけど、結構イイよコレ!!外部のアンプシミュ使うより音が作りやすいし😆 pic.twitter.com/Ugir0soOqo
— Yuuki-T (@project0t) March 2, 2021
Spectrasonics Trilianとの比較
Spectrasonics Trilianの特徴
Spectrasonics Trilianは、高品質なサンプルベース音源として有名です。
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1音1音のクオリティが非常に高く、ベース特有の低域の太さや存在感が魅力です。特に、サウンドの説得力やインパクトでは他の追随を許しません。
表現力の違い
Trilianはサンプルベース音源のため、用意されたサンプルに依存します。そのため、スライドや異弦同音の再現に限界があります。
一方、MODO BASSはフィジカル・モデリング音源の特性を活かし、これらの表現を自在に操ることが可能です。スライドの速度や音程幅を自由に設定でき、異弦同音もユーザーが指定できます。
カスタマイズ性の比較
Trilianは用意された音をそのまま使用する形になりますが、MODO BASSはユーザー自身で音を作り込むことができます。
ピックアップの設定や弦のコンディションなど、細部まで調整できるため、自分好みのサウンドを追求したい方にはMODO BASSが適しています。
サウンドの馴染みやすさ
MODO BASSのサウンドは、オケに混ざりやすいという利点があります。単体で聴くとインパクトが薄いと感じるかもしれませんが、その分楽曲全体に溶け込みやすく、ベースラインが他のパートを邪魔しません。
Trilian愛用者から見たMODO BASSの総評
ベース音源として、TrilianとMODO BASSはよく比較されます。これまで述べた特徴を簡潔にまとめると、以下のようになります。
表現力の高さ:MODO BASSが圧倒的です。フィジカル・モデリングによる豊かな表現力が、ベースラインにダイナミックなニュアンスを与えます。
サウンドクオリティの高さ:Trilianに軍配が上がります。特に、低音域の太さや1音1音の存在感は抜群です。
両者はお互いの弱点を補完し合う関係にあると言えるでしょう。MODO BASSは、Trilianの弱点である表現力を補い、逆にMODO BASSの欠点である低域の迫力はTrilianがカバーしています。
実際の使用感と音作りのコツ
音作りは必須、でも簡単
MODO BASSはプリセットのままでも十分使えますが、音作りをすることでより理想のサウンドに近づけることができます。内部のAmp/FXセクションを活用し、アンプとエフェクターで音を整えましょう。
おすすめの設定
ベースモデルの選択:楽曲のジャンルや雰囲気に合わせてベースモデルを選びます。
演奏スタイルの設定:指弾き、スラップ、ピック弾きなど、曲に合ったスタイルを選択します。
ピックアップの調整:音色のキャラクターを決める重要な要素です。フロントとリアのバランスを調整してみましょう。
アンプ設定:アンプタイプを選び、ゲインやトーンを調整します。必要に応じてエフェクターも追加します。
外部プラグインとの併用
内部エフェクトで満足できない場合は、D.I.サウンドのみを出力して、お気に入りのアンプシミュレーターやエフェクトプラグインで音作りすることも可能です。これにより、さらに細かい音作りができます。
まとめ
IK Multimedia MODO BASSは、多彩なベースモデルと演奏スタイル、高度な表現力とカスタマイズ性を兼ね備えた優れたベース音源です。DTMで楽曲制作を楽しむユーザーにとって、最初に手に入れるべき一押しの音源と言えるでしょう。
ここがおすすめ!
表現力の高さ:スライドや異弦同音など、リアルな演奏表現が可能
多彩な音色:14種類のベースモデルと演奏スタイルであらゆるジャンルに対応
内部完結の音作り:Amp/FXセクションで手軽にプロ仕様のサウンドを構築
カスタマイズ性:細部まで調整可能で、自分だけのベースサウンドを作成
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