見出し画像

誰でも即プロ級サウンド!汎用性No.1のWaves Eddie Kramer Signature Series

Waves Signature Seriesは、著名エンジニアのワークフローを忠実にプラグイン化したシリーズで、音作りを楽しむユーザーにとって、操作が簡単で効果的なサウンドを得るための強力なツールです。

今回はその中でも特に人気が高く、汎用性に優れた「Eddie Kramer Signature Series」を紹介します。

操作性の高さと多彩なサウンドメイクが可能で、楽曲制作の効率を大幅に向上させるツールです。


Waves Signature Seriesとは

Waves Signature Seriesとは、著名エンジニアのワークフローを忠実にプラグイン化したシリーズ。複雑な調整を一切排除し、スライダーやノブを回すだけで、誰でも簡単に高品質なサウンドを作れるのが特徴です。

先日公開したGreen Dayの「Basket Case」のカバーでは、ほとんどのサウンドをEddie Kramer Signature Seriesだけで仕上げました。素晴らしい出音を得られるだけでなく、ミックスにかかる時間も大幅に短縮できています。

Signature Seriesは、音質のクオリティだけでなく、簡単な操作で時間を大幅に節約できる「時短ツール」としても優れています。これが、多くの方におすすめしたい理由の一つです。

Eddie Kramer Signature Series を使ってみよう

実際にドラム、ベース、ギターの基本3点を中心に、Eddie Kramer Signature Series を見ていきましょう。

1. Eddie Kramer Drum Channel

ドラム専用のチャンネルで、キック、スネア、ハイハット、タム、ルーム、オーバーヘッドなど、各パーツに応じてタイプを選択し、最適な設定に切り替えられます。

Eddie Kramer Drum Channel

見た目から少し古めかしいサウンドを連想されると思いますが、実際はクリアで力強い汎用性の高いサウンドに仕上がります。

これを一から自分で設定するのは手間がかかりますが、Drum Channelなら一つのプラグインで簡単に鳴らせてしまうので、まさに「チート級」の便利さです。

Drum Channelのポイントは、ドラムパーツごとにタイプを切り替えると、内部の設定が自動でそのパーツに最適なものに切り替わる点です。つまり、プラグインを通すだけで「使える音」に仕上がるのです。

Drum Channelを使う際には、FXパラメータが重要な役割を果たします。

FXパラメータでエフェクトの加減をコントロール

デフォルト設定でエフェクトが強すぎると感じたら、FXパラメータを適度なレベルまで下げるだけでOK。あとは、必要に応じてEQやコンプレッサーを調整するだけです。

このシンプルさと「お手軽チート感」は、実際に使ってみるとその便利さが実感できるでしょう。

2. Eddie Kramer Bass Channel

ベース専用のチャンネルで、2つのタイプがあり、好みに合わせてサウンドの方向性を選べます。

Eddie Kramer Bass Channel

Drum Channelが劇的に音を変化させる印象がある一方で、Bass Channel音質をさらに向上させる印象です。

ベースに必要な部分をしっかりと強調し、不要な部分は控えめにするようなイメージで、太さやラインの明瞭さ、そしてサチュレーションなど、ベースの「おいしいポイント」を的確に引き出してくれます。

また、サウンドの傾向はベースタイプによって異なり、タイプ1はナチュラルで薄味、タイプ2はしっかりと濃いめの音に仕上がります。

個人的には、原音のニュアンスを保ちながらベースの魅力を引き出すタイプ1が好みです。このあたりは、打ち込み音源か実際の演奏かによっても評価が変わってくるでしょう。

3. Eddie Kramer Guitar Channel

ギター専用のチャンネルで、バッキング用の2タイプ(Rythum1、Rythum2)とリード用の1タイプが用意されています。

Eddie Kramer Guitar Channel

バッキング用の2タイプは、サウンドの傾向が大きく異なります。

「Rythum1」はやや枯れたサウンドで、原音のニュアンスを保ちながら、オケに馴染む落ち着いたサウンドを作ります。一方、「Rythum2」は中域が強調され、前面に押し出されたサウンドを実現しますが、過度なエフェクトはかけず、自然な押し出し感を保っています。

個人的には「Rythum2」の押し出し感が好みですが、「Rythum1」の枯れたサウンドも、原音をより強く残している点で魅力的です。

さらに、「Rythum1」は上の帯域にプレゼンスがかかる印象で、少し明瞭な響きが特徴です。どちらが優れているということはなく、オケのバランスに応じて適切なタイプを選びながら活用すると良いでしょう。

まとめ:Signature Seriesの中で一番使いやすい

Eddie Kramer Signature Seriesは、特にドラム、ベース、ギターの3つの基本トラックにおいて、操作がシンプルで汎用性が高く、素早く質の高いサウンドが得られるため、多くのDTMユーザーにとって便利なツールです。

CLA Signature Seriesなど、他にも様々なSignature Seriesがありますが、個人的にはEddie Kramer Signature Seriesが最も使いやすく、汎用性が高いと感じます。おそらく、それは音が決して過剰にならないように設計されているからでしょう。

さらに、Vocal ChannelEffects Channelも備わっているため、様々な楽器トラックに対応可能で、楽曲全体に統一感を持たせることができます。

Signature Seriesのプラグインに興味がある方は、ぜひEddie Kramer Signature Seriesを試してみてください。

いいなと思ったら応援しよう!

Yuuki-T
いつも応援してくださるフォロワーや読者の皆さん、本当にありがとうございます。皆さんのサポートが私の活動の原動力です。