PRO式新入社員トレーニングのご紹介【2021年版】
ごきげんよう、sasamamoです。人事に片足突っ込みつつマネージャーしています。
今回はPROの新卒研修「PRO式新入社員トレーニング」で掲げる2つのコンセプトをお伝えしながら、2021年の新入社員は何を目的として何を学びどうやって配属していったのか? という内容をお届けしようと思います。
🔊投稿に至った理由
2021年の5月ぐらいまで22新卒向けにPROで初めて行ったミートアップに参加していました。参加している中でおやおや? どうやら、この限られた時間にも関わらず、ほぼ毎回のように新卒研修について話しているぞ!ということに気づきました。ミートアップでは就活生の貴重な時間を割いていると思うので、あらかじめ文書でアウトプットできるものはしておこうということで、2021年に行ったPROの新卒研修「PRO式新入社員トレーニング」を未来の就活生向けに共有しておこうと思い立ちました。
🔊「PRO式新入社員トレーニング」で掲げる2つのコンセプトとは
2021年時点ではこの2つを掲げています。エンジニアリングを学ぶだけではなく、PROを学ぶということをセットで行っております。
その背景にはPRO式新入社員トレーニングを通して、少しでも早く「ここは自分の会社である」という安心感に加えて、「発言・行動し、挑戦する」という状態になってほしいという想いがあります。
🔊新入社員のプログラミング未経験者/経験者の比率は?
経験者1名、未経験者3名の計4名。経験者と未経験者は半々ぐらいでここ3年間を見てもこんな感じです。
・2021:経験者1人、未経験者3人
・2020:経験者3人、未経験者3人
・2019:経験者4人、未経験者2人
PROではMVV・CIに共感できる方でプログラミング経験者を採用のメインに考えておりますが、プログラミング未経験者であっても
・こんなサービスを作りたいんだ! っというエンジニアリングを通して実現したいことがある方
・こんな役割、こんな働き方をしたいんだ! っという明確なキャリアビジョンがある方
・興味があるものには没頭してしまう! っというような向学心の高い方
といったポテンシャル採用も実施しています。
🔊PRO式新入社員トレーニングの期間は?
組織全体としての期間は6か月間あります。
・前半2か月でメイントレーナーやスポットトレーナーといくつかステップを踏んでエンジニアリングを行いました
・後半4か月で仮配属(OJT)を行い、実務を通してエンジニアリングを行いました
その後、10/1~正式配属となり、それぞれの部署で仕事をしていきます。OJT中に本人と対話したり、本人のスキルとプロジェクト状況を見ながら仕事が決まっていきます。
↓ここからの記載は主に前半2か月の内容~仮配属までの内容になります↓
🔊PRO式新入社員トレーニングの環境は?
・入社式を除き、私服(見苦しくない程度の多少の決まりはあります)
・ノートPCを会社から支給、2台目のディスプレイも必要に応じて支給されました。2021年の新入社員にはノートPCでcore i5 10世代、メモリ16GB以上、SSD512GB以上。
・前半2か月は9:00~18:00、後半4か月は仮配属先のプロジェクトに合わせて勤務時間を柔軟に決めました
・リモートワーク(在宅)は新入社員と相談しながら、始めの3週間程度は出社して対面で直接コミュニケーションを取りつつ、その後はリモートワーク(在宅)に切り替えました
🔊OJT(後半の4か月)が長い理由
PROのビジネスモデルには以下のような特徴があるため、OJT先のチーム、技術、ツールにいち早く慣れてもらうことを目的としています。
・幅広い業界のエンジニアリングを行っていること
・全ての開発工程に携わる可能性があること
・利用する技術やツールの縛りが比較的自由なため、利用言語や利用ツールが多岐に渡ること
・客先でもオフィスでも自宅でも仕事の可能性があり得ること
・チームで動きながら成果を出すこと
🔊PRO式新入社員トレーニングの内容とは?
📄1日の予定
毎朝、朝会を実施。雑談、前日やったこと、つまづいていること(つまづきそうなこと)、今日の予定を共有し合いました。
その後、ある程度のタイピング速度は身に着けてほしいのでタイピングタイムを設けました。これは今年から始めた試みでした。
~~~日中は「メイン」と「スポット」の予定に沿って~~~
1日の終わりにbacklogで日報を記載して、退勤。
😄「メイン」と「スポット」
流れの軸を「メイン」と「スポット」に分けており、メインでは段階的にトレーニングしていくように組み立ています。メインで段階を踏む理由は少しずつできることを増やしていく方式を取りたかったことと、複数回同じような情報に触れることで定着することを目論んでます。
合間合間にスポットとして役員や社員がこれだけは新入社員に伝えておきたいことみたいなものを講義やワークショップのような形式をとりながら実践しました。
■メインのフェーズ1
slack(チャットツール)やbacklog(タスク管理)といったツールの使い方に慣れるきっかけと社員との交流を目的として、簡易的な自己紹介を行いました。
■メインのフェーズ2
工程を経てリリースまでを体験するまでには時間がかかります。作ることを楽しむことや、自分が作ったものが動くことを体感することを目的として、JavaScriptで簡単なwebサイトを作りました。
JavaScriptを選択したのはプログラミングの基本的な文法に触れることや動作させるまでの時間を加味しました。
■メインのフェーズ3
webが動く仕組みの全体像を意識しながら、必要な情報を少しでも点を線にしていくことを想定しました。
■メインのフェーズ4
ここまでに得たものを活かすフェーズ。作りたいものを挙げて、webサイトを作りました。今年は設計というフェーズは設計をするのではなく、設計書を見ることができることぐらいにして、実装とテストに注力しました。
■スポット
今年から始めた試みですが、業務もある中で10名程度の社員が「自分は伝えたいことがある/自分は新入社員と交流したい」ということで立候補がありました。
スポットトレーナーが実施した内容を全てお伝えはできませんが、こんな内容でした。
✨なかでも新入社員のふりかえりで印象に残ったとピックアップされたものを簡単にご紹介
🏆心理的安全性ゲーム:ゲームを通して、心理的安全性の必要性を理解しよう
🏆段取りの基礎:タスクに着手する際の段取りを考えよう
🏆1on1:週1程度、雑談や相談をしてみよう
🏆Linuxコマンドゲーム:ゲームを通して、基本的なLinuxコマンドを理解&覚えよう
🏆ビジョつく:同期で自分たちだけのビジョンを作ってみようの会
🏆カイゼン諦めたらそこで試合終了ですよ:隔週でカイゼン活動してみよう
もう少し内容をお伝えしたかったため、スポットトレーナーの裏側を公開しました!!!
🔊仮配属(OJT)までの流れは?
各部署の代表と新入社員でお互いの紹介を行ったり、各部署の社員がスポットトレーナーという形で関わりを持ったりしながら相互理解を深めていきました。その後、「各部署の希望」と「新入社員の希望」の双方からヒアリングを行い、ある程度のところまではマッチング理論で決めていき、最終的には話し合いをして決めました。
🔊仮配属(OJT)の内容は?
各部署のプロジェクトでチームやOJT担当者と一緒にタスクを進めていく形になります。実際のプロジェクトで難易度調整しながらタスクをこなしていくこともあれば、OJT担当者と研修の延長を実施していくこともあります。
🔊まとめ
いかがでしたか。2021年に行ったPRO式新入社員トレーニングの内容は伝わりましたか? 少しでも未来の就活生のお役に立てれば嬉しいです。
毎年、私もPRO式新入社員トレーニングを通して刺激を受けており、2022年はどのような形にしようか検討中です。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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