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No.15 繰り返し処理(1)[for文]

今回は、C言語の繰り返し処理(for文)について解説します。

前回の記事をまだ見ていない方は、下記のリンクからぜひ見てください。
前回の記事を見てからこの記事を見ると理解しやすいです。↓

また、わからない点があればぜひコメントお願いします。
わかりやすいように更新させていただきます。


for文とは

for文は、C言語で繰り返し処理をするときに使うものです。
繰り返し処理とは、同じ処理を一定回数繰り返すことです。

for文の書き方

ここからは、for文の書き方について解説していきます。

  1. for文では繰り返し回数をカウントするために、カウント用の変数を一つ用意し初期値を設定する必要があります。

  2. 次に、繰り返しを継続する条件を書きます。例えば「変数の値が5以下かどうか」などです。

  3. 繰り返し処理が1回行われるたびに変数の値を変化させるための式を作ります。

                                                         

for(カウント用の変数の初期値設定;繰り返し処理を継続する条件;変数の値を変化させる式){
    繰り返しさせたい処理
}

for文の ( ) の中の処理は1つずつ ; で区切ります。
また、繰り返しさせたい処理は if文と同じくインデントをつけましょう。

「こんにちは」を3回出力するプログラム。↓

#include <stdio.h>

int main() {
    for (int i = 0; i < 3; i++) {
        printf("こんにちは\n");
    }
    return 0;
}

先ほど解説したように、カウント用の変数の初期値宣言→繰り返し処理を継続する条件→変数を変化させる式のようになっています。

また、5回「こんにちは」を出力するプログラムは次のようになります。↓

#include <stdio.h>

int main() {
    for (int i = 0; i < 5; i++) {
        printf("こんにちは\n");
    }
    return 0;
}

継続条件が変数 i が5未満に変わっています。

また、繰り返し処理は1つだけでなく複数でも可能です。
「こんにちは」と「さようなら」を3回出力するプログラムです。↓

#include <stdio.h>

int main() {
    for (int i = 0; i < 3; i++) {
        printf("こんにちは\n");
        printf("さようなら\n");
    }
    return 0;
}

for文で変数を使う

for文では繰り返し行う処理に変数を使うことも可能です。

1から5までの数を出力するプログラムを考えてみます。↓

#include <stdio.h>

int main() {
    for (int i = 1; i <= 5; i++) {
        printf("%d\n", i);
    }
    return 0;
}

このプログラムでは、カウント用の変数 i を繰り返し表示することで i が1ずつ増加していきます。

また、1から10までの合計を計算するプログラムでは↓

#include <stdio.h>

int main() {
    int N;
    int sum = 0;

    for (int i = 1; i <= 10; i++) {
        sum += i;
    }

    printf("1から%dまでの合計は: %d\n", N, sum);
    return 0;
}

繰り返し処理のたび変化する変数 i を、毎回変数 sum に代入して足し1から10までの合計を計算し出力しています。

問題

1から10までの数を逆順に表示するプログラムを作成してください。

回答例

#include <stdio.h>

int main() {
    for (int i = 10; i >= 1; i--) {
        printf("%d\n", i);
    }
    return 0;
}

ポイント

ポイントはカウント用の変数の値を初期値から1ずつ減らしていくことです。

今回は以上です。

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