エディタを作る-1 ④ ソリューション
個人で Visual Studioを使って アプリケーションプログラムを作る場合、実行ファイルが1つしか必要無い時は、かなり大きなプロジェクトであっても「ソリューション」を必要としない。
だから、1日前に書いたように
□ ソリューションのディレクトリを作成
は、チェックを外して プロジェクトを作る。
ここを全く気にせずに 同じソリューション名、同じプロジェクト名で 無駄に深いフォルダを作って開発している人を見かけるが、疑問には思わないものだろうか?
1)ソリューションの便利な使い方
それは置いておいて、言語の入門書や、今回 やろうとしているチュートリアルでは、 ① いくつかの「章」に区切られて その中に短いサンプル・プログラムが複数あるとか・・・
② 日にちに分けられ、(同じく)その中に短いサンプル・プログラムがいくつか あることが多い。
今回の Qittaの「エディタを作る」でも 1日目に
① hello world、 ② 引数=argument、 ③ エスケープシーケンスを使う
の3つのサンプルプログラムが取り上げられている。
これを1つのフォルダ ・・・ 1日目なので 01day という名称のフォルダにまとめて入れると、↓ こんな感じになる。
最初のプログラムが とうぜん hello フォルダで、2つ目が arg フォルダなのだが 表示される順番が ABC順になってしまうので arg が一番先(左)側になり、順序よく並んでさえいない。
こういう状態を 「気持ち悪い」と 思えるかどうかで、プログラミングをマスターする速度 もしくは 適性が決まって来る。
そんな 些細なことを! と思うかもしれないが、ファイルにしろ フォルダにしろ 順番良く並んでいた方が、選択の効率が上がる。 こういう僅かな差を気にするようになった方が良いと 私は思う。
「ソリューション機能」を使うと、これが意外と便利になる。
プロジェクトを新たに作る際、ソリューション名の先頭(左側)に 数字 を付けてあげるだけで良い。 (この ↑ 例では、1_Hello としている)
もちろん この時は、ソリューション ディレクトリは 作成する にチェックを入れないといけない。
プロジェクトの名前は、それが ① ソリューション下のフォルダ名になる のと ② 実行ファイル名 になるので、短くて分かりやすいものにすべきだ。(この ↑ 例では、hello としている)
すると、01day下のフォルダは、こんな感じに(試した順番通りに)並ぶ。
① hello, ② argument, ③ escape
1_helloフォルダの下は、(プロジェクトのみの時より)かなりスッキリして、
こんな ↑ 感じになり、ソリューション ファイル(ここでは 1_hello.sln)が発見し易くなっている。 これを (.slnファイルを) ダブルクリックすれば、このプロジェクトを読み込んだ状態で Visual Studioが起動するので、たいへん楽に起動できる。
ソリューションの 別の新たな使い道として 紹介したい。 小さなプログラム群であっても・・・