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国内仮想通貨取引所の日本円入出金手数料とBTC送金手数料まとめ

この記事では、国内における仮想通貨取引所において、日本円を入金する・出金する際の手数料や、BTCを送金する際の手数料をまとめます。
これらの手数料を知ることで、仮想通貨アービトラージを行う際の取引の連続性をどこまで担保できるかを考えることができます。


そもそも入出金手数料とはなにか


日本円の「入金」に関してはほとんどの取引所が無料


Coincheckだけが入金金額に応じて手数料をとっている。
逆に言うとその他の主要取引所は、入金に関して手数料はとっていないため、銀行APIなどで自動的に日本円入金を行うことができれば、日本円の補充に関しては比較的柔軟に行うことができそう。


日本円の「出金」については多くの取引所が有料


やはりユーザー体験としてお金を引き出す気分がいい時にちょっとだけ上米をはねるのがごまかしが効くのか、出金のタイミングで数百円程度手数料がかかる取引所が多いようです。

およそ200円~400程度のケースが多いようです。
このコスト感は、数日に一度一か所の取引所で発生する分には収益を維持しつつ耐えられるレベル感かと思いました。
実際にはシミュレートや最適化を通じて、この数百円の手数料に対して、機会損失を防いで取引を継続させて収益を確保するメリットが上回るかを計算していくことになります。


BTC送金手数料は、まさかの2500円程度にも!


BTC送金手数料については相当なレートを設定している取引所もあり、なんと0.0005BTCもかかるところもあるようです。
これは22年2月8日のレート(およそ500万円)で2500円になり、わずかな利益を積み上げていく仮想通貨アービトラージの世界では相当な痛手です。

このレベルの手数料をとる取引所では、そもそも「送金しない」という選択をする方が賢明と思われます。
一方でその他の多くの取引所ではBTC送金手数料は無料のため、それらの取引所間では比較的柔軟にBTCの保有量を調整していくことができそうです。


アービトラージにおける取引所の考え方


販売所形式の取引所に注意


そもそも、仮想通貨の売買は取引所が仲介となって実際にほかのユーザーとの売買を行う「取引所」形式のほかに、取引所が保有している仮想通貨を購入したり、取引所に仮想通貨を買ってもらったりする「販売所」という形式があります。

わかりやすく言うと、ヤフオクやメルカリが取引所であり、ブックオフが販売所ですね。当然、販売所の方は、販売所にとっての利益がしっかりと確保されているので、売るときは安いですし買う時も相場よりやや高くなります。

DMMビットコインは各種手数料が無料で画期的に見えますが、取引がそもそも「販売所」形式になっており、売却するときはほかの取引所価格よりも安く、購入するときはほかの取引所価格よりも高くなっています。どのように価格を決定しているのかはわかりませんが、この利益幅はそれなりにしっかりとられているので、DMMビットコインとその他の取引所間でアービトラージが可能な有利な逆転価格差が生じることはそうそうあり得ないと思われます。


取引所ごとに戦略を使い分ける必要がある


取引所ごとに入金・出金・BTC送金の手数料が異なり、頻度をさげても到底許容できない手数料もありました。そのため、取引所全体で一律にルールをきめるのではなく、この取引所では機会損失をおさえ手数料を払って資産を流動的にする、この取引所では手数料を払うのを避けて預金の中でやりとりする、といった使い分けが重要になってきます。

そしてそれらの使い分けも、アービトラージの価格差があまりに大きくチャンスがある場合には攻めに転じるなど、柔軟な変更がなされることが収益最大化には必要になってくると思われます。

単なるルールベースの自動取引で実装するほか、こうした最適化アルゴリズムの中で取引所間の資産調整をどのように行っていくかの判断を作っていくことまでチャレンジしていきたいですね。



おわりに


参考WEBサイト


以下のWEBサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。


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私ぷろぐら二等兵は、世の中のいろいろなことをプログラマティックに自動化することを趣味としています。仮想通貨アービトラージについての記事も日々発信していきますので、良ければフォローやスキ!をお願いします。

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