劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン観てきました
泣きました。
なんとか堪えてボロ泣きは回避したので、今平然とした顔でスタバにいますがだいぶ涙は零れました。
そして観終わった今の気分はとても爽快です。
すっきりとした王道な終わり方だったんじゃないかなと。
テレビアニメの時点で察しはついてましたが、一貫して王道な展開を気持ちよく魅せてくれる作品ですね。
ただ感想を書き連ねるだけでも僕は満足するのですが、それだと語る友人のいない悲しい日記となる気がするので、「西野亮廣エンタメ研究所」のサロンメンバーである僕が、映画「えんとつ町のプペル」を観た後に「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観て気がついた点というテーマで語りたいと思います。
#テーマが長い
#結局自己満足なのでは
「プペル」と「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の共通点
それは、リピートしたくなる作品性です。
まず、圧倒的映像美(ふたつの作品で方向性は全く違いますが)
#プペルは動
#ヴァイオレット・エヴァーガーデンは静
映像が良い事により、単純に何度観ても目が飽きを感じません。これがリピートへの抵抗を減らしています。(受動的)
そして、能動的にリピートしたくなる最も大きなファクターはストーリー(もしくはテーマ)が複数ある事です。
西野さんがよく言っていますが、プペルをリピートする人の理由で「色んなキャラクターに感情移入できる」があります。
これが今回の劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンにも顕著に出ています。
ヴァイオレット、ホッジンズ、ディートフリート、デイジー、ユリス、ギルベルト
今作で分かりやすく感情移入できる(心情の情報量が多い)キャラはこれくらいでしょうか。
とにかくキャラの感情の揺れ動きが細かく、惹き付けられます。
前作との違い(テーマの多さ)
そして、リピートの鍵となるのはキャラへの感情移入だけではありません。
ストーリーが内包するテーマが多いのです。
1つ前の劇場版、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」ではサブ主人公をとしてベネディクト(配達員の青年)に。ベネディクト(引いては配達員)を通じ「幸せを届ける」事の大切さをメインテーマとしていた様に感じました。
そして今作のメインテーマは「素直な気持ちを届けることの大切さ」と「愛してる」でしょうか。
各々のキャラクターはみんな、素直な気持ちを上手く伝えられません。
そして悩むのです。
アニメ版では、それを伝える演出は色々あれど、手段は手紙だけでした。
ただ今作だと、それが電話であったり、抱擁であったりするわけです。あくまでも手紙はそこへ誘導するための手段かのように描かれています。
この辺りに恐らく今作のメインサブテーマ「技術の進歩と人の心」があるのだと思います。
#メインサブテーマって何なんだ
まぁ、語ればキリがないのでそろそろ辞めますがここまで語ればテーマが複数あるという事も何となく分かっていただけたのではないかと。
エンドロールで誰ひとり席を立たない
これが良い事だ!と声高に叫ぶつもりはありませんが、この辺りプペルと一緒ですね。
ただ、違いはありました。
それは、エンドロールに席を立たなくなる仕掛けが無いことです。
西野さんは、プペルのエンドロールにおいて席を立たなくする仕掛けを用意していました。
それとは対象的に、ヴァイオレット・エヴァーガーデンではなんの仕掛けも無いのです。
主題歌が流れる中、ただただスタッフロールが流れる。黒背景に白地で。真ん中に。
それだけです。
それだけなのに、誰も席を立たない。物音を立てない。
実は僕が知らないだけで、エンドロール後に映像が流れるのがバズってたりするのか?(アニメ映画だとよくあるやつ)と思っていたが、最後はほぼ一枚絵のようなシーンが数秒だけ。
#実際は美麗な映像
#感動しました
これで誰も席を立たないというのは、恐らく次の2点によるものでしょう。
・圧倒的作品のクオリティーに感動し、しばらく動けなくなっている(余韻に浸っている)
・京アニへの敬意と絶対なる信頼(スタッフロールも見たいし、エンドロール後に必ず何かあると信じている)
この辺りは、まぁ信者と言われても仕方ないでしょう。
ただそうさせるだけの実力と実績が京アニにあった、というだけです。
#絵本の映画化とテレビアニメの映画化の違い
とまぁ、語りたいことは語り終わったのでそろそろ終わりたいと思います。
#結局自己満足
#生チョコレートラテ飲み終わった
最後に、今回映画館で泣いて思ったのですが(映画館で泣いたのは人生2度目)泣くのって色々と周りの目を気にしますよね。
個人用の映画館作るとかは現実的じゃないとしても、涙もろい人専用のスクリーンとかあっていいかもしれないですね。
やっぱ嗚咽とか鼻すする音で周りの人の迷惑になってないかなとか考えちゃうので(ちなみに僕はそういう人がいると共感して嬉しくなるタイプ)
#ちなみにドルビーシネマめっちゃよかったです!
#感想の解像度の粗さが半端じゃない
多分上映ラストチャンスくらいに遅れて観た「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」でしたので、今から宣伝してもただ皆さんの後悔を煽るだけかもしれませんが言わせて下さい。
めちゃくちゃ良かった!!
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