少子化の原因を経済問題にしたがる専門家
山田昌弘が少子化の原因は経済問題だと強調しているが
「少子化対策はすでに敗北」…今、本当にすべきことは“正規・非正規の社会保障格差”なくしと“高等教育の無償化” #FNNプライムオンライン #関西テレビ https://t.co/CvTMRUKJup
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) June 18, 2023
2022年に「正規の職員・従業員の仕事がないから」という理由で非正規雇用となっていた25~34歳の男は18万人（2022年平均）である。少ないとは言えないが、人口の3%弱なので、これをゼロにしたとしても出生率アップに大きく寄与するとは考えにくい。
高等教育の無償化も、高学歴化（学歴インフレ）が晩婚化の原因になっていることを考慮すると、プラスがマイナスで大幅に相殺される可能性がある。
少子化に経済要因が寄与していることは間違いないが、もっと根本的な原因は、結婚が人生における「マスト」だという社会規範が消え、周囲からの圧力も弱まったこと、つまりは社会のリベラル化である。
リベラルの山田が経済要因を強調するのは、リベラル化が根本原因というのが都合が悪いからではないか。