故ジリノフスキーを思わせる暴言キャラになっているロシアのメドベージェフ前大統領が、岸田首相の施政方針演説の内容に嚙みついている。
多くの日本人が日本政府のプロパガンダを信じ込んでいるようだが、日本国が受諾したポツダム宣言と調印したサンフランシスコ平和条約に基づくと、返還要求に理があるのは北海道の付属島嶼(根室半島の延長)の歯舞群島と色丹島だけで、国後島と択捉島を「ロシアに不法占拠されている」と言うのはどう考えても無理がある。
国後島と択捉島(南千島)が歴史上他国領になったことがない「日本固有の領土」だったことは事実だが、日本国は南千島を含めて千島列島を放棄したのだから、ロシアに「不法占拠を止めて返還する義務がある」と要求する根拠にはならない。そのことを当時の日本政府が認識していたことは、第12回国会の衆議院「平和条約及び日米安全保障条約特別委員会」からも明確である。
南千島の住民の多数派が残留日本人(とその子孫)ならirredentismに基づく返還要求も可能だが、そうではないので後の祭りであり、侍(のつもり)なら「武士に二言はない」と、男らしく受け入れるしかない。ロシアから見た日本は、日本から見た(ちゃぶ台返しを繰り返す)大韓民国のようなものではないか。
清が日本に負けて台湾や遼東半島を割譲したように、日本も戦争に負けたために固有の領土を失う羽目になったという世界史ではよくある話。
LGBT法案をスピード成立させたりウクライナ人をミス日本に選んだりするなど、米リベラルへの迎合が露骨な現状では、こう👇言われても仕方がない。