チリの大韓民国化

コメントが来たのでチリの出生動向について。

スペイン語圏の出生率低下については以前にも取り上げているが、中でも急激なのがチリで、大韓民国に迫る減少ペースとなっている。

INE|2022年以降は暫定値
INE|2022年以降は暫定値
大韓民国統計庁

2024年1~10月の出生数は2021年と2023年の同期間より22%少ないので、このペースが続いていたとすると年間では14万人を割り込んだ計算になる。2022年以降は現時点で暫定値なので今後上方修正される可能性はあるが、急減していることは確実視されている。

合計出生率は2021年が1.17だったので、2024年は1を割り込んだ可能性がある。

INE, INDEC

スペイン語圏の出生率低下の底流には、世界共通の都市化と女の教育水準上昇に加えて、カトリック信仰が薄れた空白にフェミニズム、ジェンダーイデオロギーが入り込んだことがあると推測される。スペイン語圏は英語圏ほど人種が問題とはならない分、ジェンダーへの傾倒が激しくなっているように見える。

Chilean women have gained greater access to education -- especially since universities became free in 2008 -- and entered the workforce in higher numbers.
And with greater reproductive autonomy, "today being a woman does not necessarily mean being a mother, and having a family does not necessarily require children," added Yopo.

https://www.france24.com/en/live-news/20240918-chile-birth-rate-plummets-as-women-say-no-to-motherhood

Otro factor que destaca en el contexto latinoamericano, afirma la investigadora, es que “hay transformaciones profundas en torno a los roles, aspiraciones y expectativas de género”.
“Hoy las mujeres tienen tasas de participación en el mercado laboral y en la educación superior mucho más altas. Este es un cambio cultural muy relevante, en donde ser mujer hoy día no significa ser madre y hacer familia no significa necesariamente tener hijos”, dice Yopo.
Sabrina Juran, especialista de la división de estadísticas del Fondo de Población de las Naciones Unidas (Unfpa), coincide.
“En América Latina vemos mejoras en el acceso a la educación, a los derechos reproductivos, a la planificación familiar y cambios profundos en las normas sociales”, indica.

研究者によると、ラテンアメリカの文脈で際立っているもう1つの要因は、「性別の役割、願望、期待を中心に大きな変化が起きている」ことだという。
「今日、女性の労働市場や高等教育への参加率ははるかに高くなっています。これは非常に関連した文化の変化であり、今日では女性であることが母親であることを意味するわけではなく、家族を持つことが必ずしも子供を持つことを意味するわけではありません」とYopo氏は言う。
国連人口基金(Unfpa)統計部門の専門家Sabrina Juran氏もこれに同意する。
「ラテンアメリカでは、教育へのアクセス、リプロダクティブ・ライツ、家族計画が改善され、社会規範が大きく変化しています」と指摘する。

Google翻訳

「性の解放」「女の解放」は、家族形成(結婚)からの解放、出産からの解放、ミーイズムの強化に帰結したと言える。

これ👇は多分当たっている。

シュンペーターが言っているのは、次のようなことです。
資本主義の精神は、損得勘定を優先させる合理主義の精神です。
ところが、損得勘定で考えると、結婚して子供をつくり、育てるという行為は、経済合理性がありません。家族に縛られることや、親や子のために自分を犠牲にすることは、割に合わないからです。「家族のために自分を犠牲にしても、元がとれないではないか」というわけです。

入門 シュンペーター』p.288

このように、合理主義の精神が支配する資本主義社会では、人々は子供をもたない、あるいは一人しかもたないという傾向が強くなっていきます。
その結果、少子化が進むというわけです。

p.289

いいなと思ったら応援しよう!