コメントが来たのでチリの出生動向について。
スペイン語圏の出生率低下については以前にも取り上げているが、中でも急激なのがチリで、大韓民国に迫る減少ペースとなっている。
2024年1~10月の出生数は2021年と2023年の同期間より22%少ないので、このペースが続いていたとすると年間では14万人を割り込んだ計算になる。2022年以降は現時点で暫定値なので今後上方修正される可能性はあるが、急減していることは確実視されている。
合計出生率は2021年が1.17だったので、2024年は1を割り込んだ可能性がある。
スペイン語圏の出生率低下の底流には、世界共通の都市化と女の教育水準上昇に加えて、カトリック信仰が薄れた空白にフェミニズム、ジェンダーイデオロギーが入り込んだことがあると推測される。スペイン語圏は英語圏ほど人種が問題とはならない分、ジェンダーへの傾倒が激しくなっているように見える。
「性の解放」「女の解放」は、家族形成(結婚)からの解放、出産からの解放、ミーイズムの強化に帰結したと言える。
これ👇は多分当たっている。